山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

奥秩父のフクジュソウの花園を訪れる  平成30年3月18日

2018年03月19日 | 花・花・花
 平成27年3月に訪れて以来、2度目の奥秩父フクジュソウ群生地を訪れてみた。訪れる予定では無かったのだが、山梨県では越野のコバイモとハナネコノメが咲き出したのでおそらくこの花園も咲いている頃だろうと思ったことと、雨の予報だった天気が好転してこの日は晴れになったことがある。

 まだ人が来る前の時間に現地到着して心行くまで写真を撮りたかったので、未明3時起きで5時から歩き出す予定を立てた。しかし、前日の白鳥山での星撮影で車中泊したため寝不足著しくそんなに早い時間に起きられるはずも無く、目を覚ませば5時になっていた。どうするか迷いつつも出発し、7時半には登山口に到着したが既に駐車場は満杯で、手前の広場に止めさせていただいた。8時に出発する。


    この壊れた小屋は以前と変わっていない。


    保護柵が何ヶ所か増えたような気がする。


    エイザンスミレとタチツボスミレが咲いている。


    ハナネコノメが満開。


    これが咲いていれば、たぶんフクジュソウも咲いているはずだ。


    タチツボスミレ・・・と思ったがちょっと顔つきが違うような・・・?


    葉っぱの形が違うし毛が生えている。あんたは何者?たぶんコスミレ。山梨県ではまだ見たことが無い。

 1時間半かかって沢の入り口に到着した。一人の登山者に追い抜かれた他は誰も会わず、想定していたよりも静かな山行となった。沢に入ってからがこのルートの核心である。


    長い沢登り。苔が美しく、ツルネコノメ(あるいはムカゴネコノメか?)やイワボタンを眺めながら登って行く。


    フクジュソウ群生地に到着。


    相変わらずの圧巻のフクジュソウが咲いていた。

 沢に入ってから2時間でフクジュソウ群生地に到着した。先客が3人ほどいたが、もう帰るところで15分ほど私の独占状態となった。その後は単独登山者やグループ登山者たちが次々と訪れ、花園は15人ほどの訪問者となる。しかし、皆さんマナーが良くて花園に踏み込んで行く人は誰も居なかった。3年前とほとんど変わっていないフクジュソウが咲く景色が広がっており、花数は若干増えているように見受けられる。踏み荒らしを心配していたのだが大丈夫のようだ。


    いっぱいのフクジュソウ。


    満開、かつ太陽が差し込んでくれたおかげで花が開いている。


    フクジュソウ


    フクジュソウ


    とにかくフクジュソウ


    EosM2に装着した11㎜超広角レンズでこんな感じの写真を撮ってみたかった。


    側面から見るフクジュソウ自生地。

 花を満喫して尾根道ルートを下山するが、溶けた雪で斜面が滑り一苦労する。何度もスリップしたがなんとか転倒は免れたものの、足を踏ん張らないと滑るために余計な力を使い、下山後若干の筋肉痛になった。

 ちょうど満開のいちばん良い時期に訪問することが出来た。寝不足でやや強行ではあったが訪れてみて良かった。想定していたよりも訪問者は少なく、花園が維持されているところを見るとマナーの良い訪問者が多いのだろう。これからもずっと咲き続けて欲しいと思う。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする