山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ゲンジスミレはまだ蕾 明野村  平成30年3月25日

2018年03月26日 | 花・花・花
 ここ数年通っている明野のゲンジスミレだが、今年は花の咲くのが早いのでもう咲いているかも知れないと訪問してみた。林道を進むとまだアケボノスミレが出ていないしアカネスミレやイブキスミレは葉さえ姿を現していない。これは完全にフライングだろう、と思いつつも道を進むと、数株だけだがまだ開いていないゲンジスミレに出会うことが出来た。


    キジムシロが少しだけ咲いていた。


    居ました、ゲンジスミレ。もうすぐ開花しそう。


    こちらは少しだけ開いている。


    お顔を拝借。


    あと数日で開花しているだろう。


    ニオイタチツボスミレが少しだけ咲いていた。


    小さな株だが、エゾアオイスミレ。

 やはりまだ早かった明野村のゲンジスミレ。昨年は大当たりで驚くほどに咲いてくれたが、今年はどうなのだろうか?見ごろは2週間後くらいからだろう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アズマイチゲほころぶ 敷島町カタクリロード  平成30年3月26日

2018年03月26日 | 花・花・花
 ここ数年訪問している敷島町の外れにあるカタクリが咲く道、自称カタクリロードであるが、林道の拡張工事と雑木林の伐採が行われて森がだいぶスカスカになってしまっている。アズマイチゲはもともとやや湿った場所を好むため、この場所のアズマイチゲはいつか消滅してしまうのではないかと心配しているのだが、昨年は思いのほかたくさん咲いていくれた。しかし、訪れた時には天候に恵まれなかったために花は全く開いてくれなかった。気温が上がり青空が広がったこの日、まだ時期的に早いだろうがひょっとしたら咲いているかも知れない。


    もともとはもう少ししっとりした場所だったが、雑木林が伐採されて日当たりが良くなり過ぎた感がある。


    シュンランが芽を出していた。


    花が咲いたフキノトウ。


    もう咲いていたアズマイチゲ。


    まだ咲き始めたばかり。


    アズマイチゲ。葉がまだ展開していない。


    このあたりに昨年はたくさん咲いたが、まだ咲き始めたばかり。これからだろう。


    林道の脇にも咲いていた。

 年々生育面積が狭くなっているように見えなくもないこのアズマイチゲ。何ヶ所かに分散しているが1ヶ所は林道整備で消滅している。山梨県では絶滅危惧種ⅠB類の貴重な花、似ているキクザキイチゲよりも数が少ないと思う。なんとかこれからも咲き続けて欲しいと願う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲府市北部の沢沿いに咲くハナネコノメ 板敷渓谷、他  平成30年3月24日

2018年03月26日 | 花・花・花
 先週は別の沢を訪れて昨年見つけたハナネコノメの生育する場所で咲き始めたのを確認した。おそらく甲府市北部の曲岳から黒富士に至る界隈の沢では普通にハナネコノメが見られるのではないかと思う。この日は別の沢を訪れる予定だったが、先日降った雪が意外と沢沿いでは残っていて、おそらくは予定していた沢の中は雪だらけと思われる。予定を変更してまだ訪れたことの無い板敷渓谷に入ってみることにした。たぶん、ここにもあるはずだ。


    甲府市の水源、荒川ダム貯水池。


    荒川ダムの奥、野猿谷のトンネル。


    トンネルの手前に板敷渓谷の入り口がある。


    沢に下りると遊歩道が整備されている。雰囲気の良い綺麗な沢。


    小さな滝


    いちばん奥に豪快に流れ落ちる板敷渓谷の大滝がある。沢登りや釣りの人がこの滝を登るらしいのだが、どこからどうやって登るのか???


    滝の近くに居たのは別のネコノメソウ属。どうやらツルネコノメソウのようだ。


    ツルネコノメソウ


    あちらこちらの岩に咲いている。


    そしてお目当てのハナネコノメ。やっぱり居ました。


    でもまだ蕾。


    小滝をバックに良さそうな場所もあった。


    ちょっとフライングだったハナネコノメ。

 車で移動して尾根を1本越え、隣の高成川上流を訪れてみた。まだ残雪あり、林道は荒れていて車が通った跡が無く倒木もあったが、なんとか進むことが出来た。


    高成川上流。取水管の残骸か?


    上流部は苔が生えておらず望み薄。


    下流の沢沿いを探してみると、別のハナネコノメ属。たぶんコガネネコノメソウだと思う。


    数は少ないながらやっぱり居ました。ハナネコノメ。

 さらに上流部は良さそうな感じの場所があったのだが、雪が残っていたので今回はあきらめた。

 さらにもう1本、別の沢を訪れてみる。黒富士の東側、鬼頬山の裾野を流れる沢で、林道が上流まで続いている。


    まだ雪が残っていた。


    この沢は随所に砂防ダム工事が行われており、どうやら望みは薄そうだ。


    林道終点から沢に下りてみるともう枯れ沢になっていた。この辺りにはネコノメソウは見当たらず。


    沢沿いを下って行くと別のネコノメソウが居た。


    ヨゴレネコノメソウ。こちらもまだ蕾。


    この葉っぱはどうやらネコノメソウ属では無さそうだ。

 こちらの沢では残念ながらハナネコノメには出会えなかった。堰堤工事が行われていなければ、ひょっとしたら生育していたのかも知れない。おそらく、この山域の界隈にはハナネコノメが普通に生育していると推測される。いちばん訪れやすいのが先日訪問した黒富士農園から八丁峠に至る沢沿いだろう。林道工事が行われて数が減ってしまってはいるが、来週には見頃を迎えているはずだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする