山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

南部町あちらこちら  令和4年6月2日

2022年06月08日 | 渓谷
 南部町の渓谷沿いに咲く着生ランが何種類か見ごろになっている頃だと思う。それと、一番気になっているのが昨年見つけたムヨウランと思わしき葉緑素を持っていなランである。高尾山では咲き出しているようなのでこちらでも咲いているかも知れない。何ヶ所か散策してみる。


    渓谷の岩壁に生えているこのシダ、ヒメサジランではないかと思うのだがまだソーラスが確認できていない。


    大きさは昨年とあまり変わっておらず、残念ながらソーラスは付いていない。先端が尖っており、幼弱なサジランかも知れず、ソーラスが着くのを待っている。


    期待していたムヨウランと思わしき菌従属栄養植物は何も出ていない。まだ早いのか、それとも今年は出ないのか?


    林道周辺を散策してみる。白い大きな花が咲いている。


    超望遠レンズで覗き込んでみる。満開のホオノキだ。


    こちらは雄しべ(?)が落下し始めていて花弁の上に落ちている。


    テイカカズラは少し痛み気味


    ウツギの花がたくさん咲いていた。


    この葉はフサザクラだと思う。


    この木もたぶん何度も見ているだろうが気にかけていなかった木。


    ウリノキ。黄色っぽい花がぶら下がっている。


    これはイタヤカエデと思われる。緑色の実がたくさん付いている。


    お目当ての着生ランはこの黄色い花。


    マメヅタラン。ちょうど満開である。


    周りの木の枝が伸びてだいぶ見にくくなってしまった。


    この大きな塊は樹皮が剥げて丸くなっているようである。落下してしまわないことを祈るばかりである。


    もうひとつの着生ランはこのムギラン。テイカカズラと一緒に生えている。


    青々としたムギランの葉。全体的には少し減った気がする。


    同じ木の別の場所。


    トリーミングして見ると、小さな花が咲いているようである。


    次の場所に移動する。見に行ったのはこのヨウラクラン。


    少し時期が遅かったようで、だいぶ散ってしまっている。


    咲き残りをマクロレンズで撮影するが、暗い場所なうえに風で揺れてなかなか撮らせてくれない。


    さらにもう1ヶ所。大きなイチョウの木を訪れる。


    イチョウの木に着生したマツバラン。胞子嚢をあまり付けておらず、あまり元気が無いように見える。

 いちばん見たかったムヨウランは残念ながら生えていなかった。周辺を念入りに探してみたがそれらしきものは見当たらない。気まぐれな菌従属栄養植物のランなので、そのうちひょっこりとどこかに生えてくるかもしれない。午後からの訪問だったがそれなりに効率良く散策できたのではないかと思う。

コメント (2)
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