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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

芦川スズランの森を散策  令和4年6月9日

2022年06月15日 | 山に咲く花
 予定ではカモメラン保護柵の修復と個体数を見に行くはずだったのだが、登山口の近くまで行くと空模様が急に怪しくなってきた。真っ黒な雲が広がり、一発だけゴロッという雷鳴が轟いた。山の稜線には雲がかかっていてあまり良い状況とは言えない。ここは登るのをあきらめて低いところを散策したほうが無難であろう。行き先変更し、芦川スズランの森の花を見に行ってみる。


    途中の林道脇に咲いていたサンショウバラ


    大きなピンク色の花を咲かせていたが、少し痛んでいた。


    芦川スズランの森。管理人さんに挨拶したかったのだがこの日は小屋は休みだった。


    アヤメが咲いていた。


    咲き残っていたスズラン


    マイヅルソウの花


    ササバギンランは咲き始めでまだ背が低い。


    ウマノアシガタがたくさん咲いていた。


    クサタチバナはまだ咲き始めたばかりだった。


    細い葉のキジカクシ。アスパラガスとそっくりである。


    葉柄の腋窩にもうすぐ咲きそうな小さな花が付いていた。ユリ科からキジカクシ科に分類が変わったらしい。


    ツルシロカネソウの群落。花がほとんど見当たらない。


    別の場所に咲いていたツルシロカネソウ。この森の生育場所は日当たりが悪く花があまり咲かないようである。


    もうすぐ咲きそうな白い花。葉の形から見てこれはミツバウツギであろう。


    ヤマボウシの花。葉の形は同じ科のミズキやハナミズキに良く似ている。


    これはカマツカの花ではないかと思う。


    似たような花が何種類かあり、あまり同定に自信が無い。


    赤いウツギの花が咲いている。


    この手の赤いウツギはベニバナニシキウツギだと思い込んでいたのだが、どうも違うようである。


    花を拡大して見てみると、花弁にも毛が生えている。これはヤブウツギであろう。


    保護柵の中のオオヤマサギソウを見てみる。順調に大きくなっているようだが、個体数がずいぶんと少ない。まさか盗掘?と思ってしまう。


    保護柵の外には昨年以上に葉が出ている。


    しかし、食害に遭ったと思わしきものが数株ある。今後の様子では保護柵をもうひとつ設置する必要があるかも知れない。

 あまり目ぼしい花は見つからなかったが咲き残りのヤブウツギの花はしっかりと確認出来た。オオヤマサギソウの保護柵は管理人さんと相談しながら今後の保護について考えて行きたいと思っている。

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レンゲツツジ咲く甘利山  令和4年6月8日

2022年06月15日 | 山に咲く花
 甘利山のレンゲツツジがそろそろ見ごろを迎えている頃だと思う。富士山は姿を見せていないようだが、夕暮れ時にひょっとしたら雲間から姿を見せてくれるのではないかと期待して見に行ってみる。


    甘利山のレンゲツツジ。もうすぐ満開である。


    甲府盆地を見下ろすレンゲツツジ


    雲が多くて富士山は姿を見せてくれない。


    この木はミヤマザクラだと思っていたのだがそうではないようである。


    正体はアズキナシのようである。八ヶ岳で見たものも同じものかも知れない。


    シラカンバの木


    シラカンバの葉。幅が広くて正三角形に近い形。


    ダケカンバの木


    ダケカンバの葉。野球のホームベースを細長くしたような形で葉先がやや細長くなる。


    ハルガヤ。平地のものに比べると背が低くて小型である。たくさん生えている。


    ハルガヤの穂。ミヤマハルガヤと区別するには本当は分解してみないと分からない。


    ヤマスズメノヒエだと思う。


    コメガヤがたくさん生えている。


    ウシノケグサだと思う。


    甘利山山頂。日没が迫り少し寒い。もう誰も居ない。


    富士山を期待したがさらに雲が増えてしまった。ここまでで撤退する。

 甘利山のレンゲツツジはあと数日で満開になりそうである。満月が近く、富士山が現れれば月光のレンゲツツジも楽しめそうである。

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