南アルプスの渓谷の奥深くで珍しいラン科植物の目撃情報があったらしい。既に植物に詳しい方や私の花仲間が探しに行って来ているのだが未だに発見されていない。本当にそのランなのかどうかも画像が残っておらず不明である。おおよその場所を教えていただいたので、私も単独で探しに行ってみることにした。
長い林道を寄り道しながら歩く。
これはカマツカの花であろう。
ウリハダカエデの花がたくさん咲いている。
これはコミネカエデの花と思われる。
ヤシャブシの若い実か?
あの堰堤を越えるといよいよ本格的な探索になる。
ミヤマハタザオがたくさん生えている。クモマツマキチョウが飛んで来そうである。
沢の横に若いアカバナがたくさん生えている。
ヒロハコンロンソウが点々と咲いていた。
たぶんエナシヒゴクサ。まだ結実しておらず確信は無い。
雄小穂が一番上に付きその下は雌小穂。テキリスゲであろう。
ザックに吸水にやって来たヤマキマダラヒカゲ
堰堤を過ぎて道無き渓谷を登って行くと、いよいよ南アルプスの懐深く入ってきた感じがする。
急峻な渓谷を登る。
かつて京都の山奥で見かけたランの花はこんな清流の脇に存在感たっぷりに生えていたが、残念ながら今回は発見出来ず。
ここに生えているイノデは細長くて根元近くの羽片が小さくなっている。これはホソイノデであろう。
ウサギシダを発見。
だが何となく感じが違う。第一羽片があまり大きく無い。
第一羽片の付け根の部分をトリーミングして見てみると、短毛が生えている。これはイワウサギシダではないかと思う。
渓谷はまだずっと上まで続くが・・・目的地を通り過ぎてその先まで来たがランは見つからず、ここまでで撤退する。
目撃情報のあったランは現在山梨県では野生絶滅となっており、かつて生育していたとされる山域もこちらではない。もしも発見されたならば数十年ぶりの大発見ということになったのであろうが、渓谷の様子を見る限りでは生育しているような感じでは無さそうである。イワウサギシダが本物であれば、山梨県では北岳に続いて2ヶ所目の生育地ということになるであろう。イワウサギシダは石灰岩地を好むシダで、今回の渓谷は堆積岩の谷であるが、一部石灰岩が混じっている可能性もある。一度見ただけでは確信できないので、いつかまた再訪してみたいと思う。
デカいラショウモンカズラが・・・と思ったら、花も葉も形が違う。
この花は山梨県には生育していないと思っていたのだが・・・
これはヒイラギソウ。葉の形がヒイラギの葉に似ていて、大きな鋸歯がある。新発見ではないかと思う。
長い林道を寄り道しながら歩く。
これはカマツカの花であろう。
ウリハダカエデの花がたくさん咲いている。
これはコミネカエデの花と思われる。
ヤシャブシの若い実か?
あの堰堤を越えるといよいよ本格的な探索になる。
ミヤマハタザオがたくさん生えている。クモマツマキチョウが飛んで来そうである。
沢の横に若いアカバナがたくさん生えている。
ヒロハコンロンソウが点々と咲いていた。
たぶんエナシヒゴクサ。まだ結実しておらず確信は無い。
雄小穂が一番上に付きその下は雌小穂。テキリスゲであろう。
ザックに吸水にやって来たヤマキマダラヒカゲ
堰堤を過ぎて道無き渓谷を登って行くと、いよいよ南アルプスの懐深く入ってきた感じがする。
急峻な渓谷を登る。
かつて京都の山奥で見かけたランの花はこんな清流の脇に存在感たっぷりに生えていたが、残念ながら今回は発見出来ず。
ここに生えているイノデは細長くて根元近くの羽片が小さくなっている。これはホソイノデであろう。
ウサギシダを発見。
だが何となく感じが違う。第一羽片があまり大きく無い。
第一羽片の付け根の部分をトリーミングして見てみると、短毛が生えている。これはイワウサギシダではないかと思う。
渓谷はまだずっと上まで続くが・・・目的地を通り過ぎてその先まで来たがランは見つからず、ここまでで撤退する。
目撃情報のあったランは現在山梨県では野生絶滅となっており、かつて生育していたとされる山域もこちらではない。もしも発見されたならば数十年ぶりの大発見ということになったのであろうが、渓谷の様子を見る限りでは生育しているような感じでは無さそうである。イワウサギシダが本物であれば、山梨県では北岳に続いて2ヶ所目の生育地ということになるであろう。イワウサギシダは石灰岩地を好むシダで、今回の渓谷は堆積岩の谷であるが、一部石灰岩が混じっている可能性もある。一度見ただけでは確信できないので、いつかまた再訪してみたいと思う。
デカいラショウモンカズラが・・・と思ったら、花も葉も形が違う。
この花は山梨県には生育していないと思っていたのだが・・・
これはヒイラギソウ。葉の形がヒイラギの葉に似ていて、大きな鋸歯がある。新発見ではないかと思う。