山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

サギスゲ咲く椹池  令和4年6月11日

2022年06月16日 | 山に咲く花
 甘利山・大笹池およびその周辺の探索から戻ったのは午後1時半ごろで、時として強い雨が降り霧が出て視界が悪い天候になってしまった。車の中で休んでいると次第に雨は小降りになってきた。椹池に移動して傘を差して椹池周辺を散策してみる。


    ホオノキの花が咲いている。


    ホオノキの花


    良い状態のこの花を撮影するのは意外と難しい。


    実を付けているウリハダカエデ


    カンガレイの群落。


    まだ花芽は見えていない。


    ヌマハリイは頂部の果穂が脱落しているものが多かった。


    アゼスゲは結実してすっかり大きくなっている。


    花を咲かせていた背の低い頃とは別物のように見える。


    アシカキという水草。群生して横に長い枝を伸ばす。。


    サギスゲの群生。


    おそらく山梨県最大の群落。


    池の中の浮島にもサギスゲが生えている。


    天候が悪いうえに少し痛んで茶色っぽくなってしまっている。


    岸に近い場所に生えていたヒルムシロの仲間


    さて、これはヒルムシロか、オヒルムシロか、それともフトヒルムシロ?


    1本抜いて調べさせてもらう。長い柄を持った沈水葉が付いており、これはヒルムシロであろう。

 標高1,350mの高層池である椹池はカヤツリグサ科やイネ科をはじめとする様々な水生植物が生えており、今回もまた何だか分からないカヤツリグサ科の植物に出会った。果胞が付いてからもう一度見に行ってみないと正体は分からなそうである。おそらく、他にもまだいろいろ潜んでいる可能性が高い。

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甘利山、大笹池およびその周辺を探索  令和4年6月11日

2022年06月16日 | 山に咲く花
 本日は山仲間とともに甘利山およびその下にある大笹池さらにその周辺を植物を見ながら探索してみる。植物に詳しいメンバーばかりに加えて博士も同行するので本日の植物探索はほぼ無敵状態である。しかし、問題なのは花の名前を聞いてもほとんど3分と持たずに忘れてしまう私の記憶力であろう。


    レンゲツツジはほぼ満開。残念ながらこの日も富士山は見えず、午後には雨が降る予報である。


    白い花が咲いている。


    この花はやはりアズキナシのようである。


    大笹池に下りる。ここにはクリンソウの大群落があるが、花はもう終わりかけていた。


    別の場所のクリンソウは満開。ここには白やピンクや赤など色とりどりのクリンソウが咲いている。


    白花のツクバキンモンソウ


    たぶんユモトマムシグサ。花茎や葉軸が茶色くて何か違和感がある。


    白いバラが咲いている。いつもならばノイバラであろうと見過ごして行くところだが、これは違うらしい。


    枝先に花が1個だけ付いている。これはモリイバラというバラだそうだ。


    ハンショウヅル


    サワシバの果穂。手で触れるような位置にぶら下がっていた。


    サワシバは葉の幅が広くて筋がはっきりしている。さらに、葉の付け根付近には平行ではない葉脈が入るのが特徴らしい。


    この山域でこんな黄色いウツギに出会うとは思わなかった。


    キバナウツギ。1本だけ生えていた。


    昨年見つけたテバコワラビは今年も生えていた。数は少し減ったように見えなくもない。


    今年は大型の個体が数株出ており、昨年はソーラスが着かなかったが今年は確認出来るかも知れない。


    期待していたベニバナヤマシャクヤクだったが、まだ咲いていないようである。


    蕾はたくさん付いている。


    咲き始めた花もあった。あと3日もすれば咲いている花が見られそうだが、少し訪問時期が早かった。

 見たかった花はだいたい見て廻ってきたが、新たにキバナウツギが生育していることが分かった。樹木類はいろいろと教えていただき写真も多数撮ったが、やはりその場で名前は記憶の彼方である。駐車場に到着する手前で雨が降り出してしまうが、さほど降られる前に車に着いたのは幸いだった。

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