山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

満開のヒメシャガ三昧  令和4年5月30日

2022年06月01日 | 山に咲く花
 2週間ほど前に一度訪問しているヒメシャガであるが、まだ蕾でひとつも咲いていなかった。そろそろ咲いている頃だと思う。今回は前回とは別ルートから入山してみる。時間的には前回のルートよりも距離が遠くなるが高低差があまり無く体への負担は軽い。なにせ前日にコロナワクチン接種の4回目を行ったばかりで、発熱は無いもののなんとなく体がだるい。今回は体に負担をかけず、心拍数を上げずに歩いてみようと思う。藪歩きは禁!のはずだったのだが・・・。


    マルバウツギがたくさん咲いていた。


    こちらはコゴメウツギ


    コゴメウツギもそれなりに咲いていた。


    黒い実がたくさん成っている。


    幹の樹皮はひび割れて剥げ落ちている。


    残っていた雄花と実。葉の幅は狭く、これはヤシャブシと思われる。


    丸い実がたくさん付いている木


    エゴノキではないかと思う。


    蕾は何度も見ているが花が咲いているのは初めて見た。ハクウンボクの花。


    心拍数をあまり上げずにヒメシャガが咲く場所に到着した。


    まだ蕾が付いているものもあり、新鮮な花はちょうど見頃になっていた。


    清潔感のあるヒメシャガの花


    満開


    林道脇でそれなりの個体数が咲いていた。

 ぐるりと周回して戻るはずだったのだが、林道斜面の上のほうを見ると群落のようなものが見える。双眼鏡を取り出して覗き込んでみると大群落がある。しかしそこは道無き急斜面である。今日は心拍数を上げないように、藪歩きはしないつもりで来たので、眺めるだけで一旦は通り過ぎたのだが・・・やはりこの満開の状態の群落を見ずにはいられない。木の根っこにつかまりながら急斜面を登る。


    こんな大群落があったとは驚きである。


    見事に咲いてくれたヒメシャガ


    この斜面には他にもたくさん咲いていた。

 登った急斜面を下りるのはもっと大変なので、そのまま藪を漕いで稜線まで抜け、GPSで位置を確認しながら尾根の反対側の登山道に抜け出て下山となった。藪歩きも休憩しながら心拍数を上げないように歩いたが、やはり心臓はバクバクになってしまい、汗もかいた。予定外の藪歩きとなったが、驚くばかりのヒメシャガ大群落に出会うことが出来た。ワクチン接種翌日で心臓に負担をかけて不整脈を起こすのがいちばん心配だったが、時間をかけてゆっくり歩き、何事も無く戻ることが出来た。

コメント
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