おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

ちょっとずれているような気が

2008-02-01 20:43:50 | つぶやき
 今日から、自動販売機でたばこを買う際に必要となる、成人識別カード「taspo(タスポ)」の発行受け付けが、神奈川など昨年12月に先行スタートしている3県を除く、44都道府県で一斉に始まった、という。たしかに、町中の自販機に、それに対応する器具が取り付けてある。
 「タスポ」というネイミングの是非(どうも安直な気がするが)はともかくとして、ちょっと何かずれているような・・・。
 未成年者にたばこを吸わせないないための装置だというが、はたして目的を果たせるのか。最近、高校生はあまり喫煙しない傾向がある、と知り合いの高校教師から聞いたことがある。
 以前なら、生徒の指導の対象としては、喫煙行為が目立った、と。登下校中や校内の、教師の目の届かないようなところで隠れて吸う、それを見つかる。近所の公園などにたむろして、集団でたばこを吸う、それを近隣の人が見つけて、学校に連絡する、あるいは、警察に補導される・・・。ところが、ここ数年、そうした行為で指導することがない、と。
 最近の生徒は巧妙になって、見つからないよう心得て、陰で吸っているかもしれないが。しかし、自分の学校の生徒に聞いても、男女ともに喫煙経験は減っているようだ、と。男女経験のことは、ますます増えてばかり、と嘆いているが。
 もちろん、それほど減ってはいない、という見方もあるだろう。だからこそ、こうした手段に出たのだろうから。健康問題という面からも。
 高校生の禁煙が浸透しているとすれば、学校や地域の取り締まりの目が厳しくなったり、健康教育が進んできたから、ではなさそうだ。むしろ、自分たちがたばこを吸うことは、「ダサイ」という意識(流行遅れ?)ことになりつつあるのではないか。
 傍目以上に健康に気を配るような「悪」ガキも増えている。「俺たち、けっこう悪さはするけど、酒なんかはやるけど、たんばこなんかやんないよ」というような具合。ホントかどうか分からないが。
 でも、おそらく禁煙を徹底して欲しいのは、ホントウは、吸ってもいい20才以上、とりわけ結婚、出産、育児を控えた若者ではないだろうか。そして、年寄り。 日本のたばこ販売。以前よりはきちんと表示するようにはなったが、まだまだ喫煙の健康被害告知には及び腰。世間からの批判を、この程度のことで目くらましにしているような気がしてならない。
 また、かつてパチンコ業界でいろいろ利権や不正で世間のみならず政治家も巻き込んで大騒ぎになったカード導入と同じになりはしないだろうか。
 この導入に当たっては、外郭団体、天下り役人がけっこう、うまい汁を「吸って」いるのではないだろうか。はっきり言って、「天下の愚策」のようなものだ。
 はじめから、たばこを売らなければいいのだから、外国では販売されなくなった外国たばこまで輸入して売っているJTっていったい何物?
 今回、中国から輸入した食品中毒問題にも一役買っているJT(および傘下の企業グループ)。真相はまだまだ不明の中で、今の日本人の健康被害の最大の原因となっているたばこで大いに稼いで、外国のたばこ企業まで金にあかして買収しているJT。
 いったい、これ以上、どこまで日本人の健康をないがしろにするつもりなのだろうか。
コメント
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