おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

早春賦

2008-02-24 22:50:54 | つぶやき
 今日も、東京地方は、冷たい風が吹きまくる一日でした。厚いコートを着ていても、寒さがひとしお。ふと「早春賦」の一節が思い出されます。
 春は名のみの風の寒さや。 
 谷の鶯 歌は思えど。
 時にあらずと 声も立てず。
 時にあらずと 声も立てず。
 この歌の作詞は、吉丸一昌さん。
 他にも、「故郷を離るる歌」などでも知られる方です。
 この歌は、
 園の小百合、撫子、垣根の千草。
 今日は汝をながむる最終の日なり。
 おもえば涙、膝をひたす、さらば故郷。
 さらば故郷、さらば故郷、さらば故郷。
 また、この方は、旧制の東京府立三中(現在の都立両国高校)の校歌の作詞をした方でもあります。大学を出てまもなく、府立三中の先生をしていたことがあり、その関係のようです。
 いずれにしても「早春賦」。大正のはじめに書かれたものですが、春まだ浅き雰囲気を今に伝える、味わいのある歌のような気がして、好きな歌の一つです。
コメント
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