おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

早春賦

2012-03-13 23:50:00 | つぶやき
春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよと この頃か
いかにせよと この頃
 
 かなり古めかしい歌ですが、好きな歌のひとつ。ちなみに作詞者の吉丸一昌さんは、東京府立第三中学校(現在の都立両国高校)の教師だった人。府立三中の校歌もこの人の作。今も歌われ続けている、なかなかすてきな校歌のようです。
 「早春賦」は、東京音楽学校の教授だった吉丸一昌さんが、大正の初期に長野県安曇野を訪れ、穂高町あたりの雪解け風景に感銘を受けて書き上げたとされています。
 歌詞の「春は名のみの」とは、暦の上での立春のこと。「立春」は、二十四節気の1つで、冬至と春分の中間にあたり、この日から立夏の前日までが暦の上での「春」となります。節分がその冬と春の境目の日。立春の前日が節分。作曲者の中田章さんは、『夏の思い出』『ちいさい秋みつけた』『雪の降る街を』などで有名な中田喜直のお父さん。
 昨日今日の天気は、1月遅れの春という感じ。やっと梅が咲き始めたという、遅さ。それでも、確実に春らしくなってきています。
バックは、都庁第一庁舎。
やっと梅の花も咲き始めてきました。
歩道沿いの菜の花。
椿の花。朽木の間に落ちていました。
白梅。
一段とみずみずしい緑色に染まりつつある。
芽吹き始めた木々。サルスベリは、葉もなくのっぺりと突っ立っていましたが。
コメント
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