Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

神は細部に宿る

2007年09月22日 23時28分03秒 | Weblog
 昔読んだ小説を再読する場合には、「精読」つまり一言一句咀嚼するように読むに限る。
 そういえば、このあいだ日々に新たなる読書で指摘した内容について、訂正すべき点がある。それは、映画版でもちゃんと、原作に忠実な部屋の造りになっていたということである(DVDを見直してみて分かった)。
 「午後の曳航」の主人公の少年:登の部屋と母とその愛人の部屋との位置関係は、精読しないことには明らかにならない。冒頭部分ではあまりはっきりしないのだが、決定的に分かるのは、何と145ページ目である。

  竜二はふと、隣室との堺壁(さかいかべ)の腰板のところに目をとめた。古風な造りで、その上辺に波形の木彫の枠が走っている。その一個所から、闇のなかへ、ぼんやりと小さな光りがにじんでいる。(注:この穴から登は母と竜二の情交を覗いていたのである)。

 「堺壁」とか「腰板」という語の意味を知らないとこれも難しいかも。いずれにせよ、映画化したアメリカ人は、原作をよく読んでいたということだろう。
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会費減縮問題

2007年09月22日 08時37分58秒 | Weblog
会費を下げるのなら、全員にしろ。 (PINEさんのブログより)
 会費の減縮というのは、おそらく、新人弁護士が大量に発生するため、就職にあふれて会費もロクに払えない連中が増えるのを、予測してのことだろう。新60期に合わせたな。
 私は、弁護士登録したときから、経営弁護士として事務所の経費を負担してきたが、事務所経費の他に月約7万円の弁護士会費の支払いは本当に大変だった。
私だけでなく、みんな、歯を食いしばって、弁護士会費を払ってきたのだ。


 バーディーの納める会費は、PINEさんの約半分。東京は弁護士が多い分、会費も安くなるということなのだろうか。それでも、負担は決して軽くない。
 同級生の中にも、果敢に田舎で就職した人たちが結構いるが、田舎に行くほど会費が高いというのは今ひとつ納得がいかないだろう。
 月7万円=年84万円。いまどき年俸350万円の弁護士だっているのに、これでは生活していくのがやっとだろう。
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通勤の問題

2007年09月22日 00時11分14秒 | Weblog
 仕事柄、住居をどこにするかは重要な問題である。というのも、弁護士というのは実に移動の多い商売だからである。
 もともと金融機関で営業をしていたバーディーは、「移動時間を最短にする」ないし「移動時間に仕事をする」ことが常に念頭にある。手っ取り早いのは「職住一致」である。
 さすがに事務所や裁判所の付近に住むわけにはいかないから、事務所や裁判所・検察庁、拘置所等に電車で一本でいけるところに住むのがよい。しかも、座っていけるように、始発が出ているところが最高だ。
 ・・・と考えてくると、偶然にも、今住んでいるところは上記条件をほぼ満たしている。なんとラッキー!
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