橋本ロマンス、新作発表を決めた理由はコロナ禍で抱いた違和感
「岡本太郎にクリスト&ジャン・クロード、ボブ・フォッシー、ピナ・バウシュ、ディミトリス・パパイオアヌー、勅使川原三郎、MIKIKO、クリストファー・ノーランなど、ダンサーのみならず様々なアーティストに影響を受けており、「サイクロン・クロニクル」は「オズの魔法使い」とプラトンの「饗宴」に登場する「アンドロギュヌスの逸話」をモチーフにしている。発想の源、創作の過程について、橋本はこう語る。
「文学や映画が直接的に発想の源となるというよりは、作品内で伝えたいことを多面的に掘り下げていくために文学や映画の持つ文脈ごと挿入するという感じです。我々が抱えている問題の大半はもう既に歴史上で起こっているので、そのことを題材とした作品をモチーフとして取り入れることで、自分の作品の支えてもらうことが多いです。複数の物語の文脈をコラージュ的に配置したり重ね合わせたりすると、全く新しい文脈や物語同士の関係性が現れてくることがあります。それをしつこく検証して『これってもしかしてこういう意味なんじゃないかな?』という自分勝手な大発見をすることが創作の核になっています。そして、その自分で作った仮定を証明していく作業がパフォーマンスであると考えています」」
ダンスマガジン2022年2月号のアンケートで、「もっとも印象に残っているコリオグラファー」に橋本ロマンスさんを挙げる人が多いのに驚いた。
私はまだ生では観たことがない。
ヴィヴィアン佐藤「現代性のある身体への眼差しと姿勢。だれもが身体を持ち日常を送っている。日常の無意識の仕草や都市のイメージとしての身体像をいまもっとも体現している点。舞台でもなくストリートでもない、第三のステージそのものを表出している。」(p52)
などという絶賛の声多数。
ちなみに、私の「2021年ベスト」は、モーリス・ベジャール・バレエ団の「バレエ・フォー・ライフ」の中の Radio Ga Ga である。
ボックスの中のダンサーたちの万華鏡のような動きを観ているだけでも楽しい。
「岡本太郎にクリスト&ジャン・クロード、ボブ・フォッシー、ピナ・バウシュ、ディミトリス・パパイオアヌー、勅使川原三郎、MIKIKO、クリストファー・ノーランなど、ダンサーのみならず様々なアーティストに影響を受けており、「サイクロン・クロニクル」は「オズの魔法使い」とプラトンの「饗宴」に登場する「アンドロギュヌスの逸話」をモチーフにしている。発想の源、創作の過程について、橋本はこう語る。
「文学や映画が直接的に発想の源となるというよりは、作品内で伝えたいことを多面的に掘り下げていくために文学や映画の持つ文脈ごと挿入するという感じです。我々が抱えている問題の大半はもう既に歴史上で起こっているので、そのことを題材とした作品をモチーフとして取り入れることで、自分の作品の支えてもらうことが多いです。複数の物語の文脈をコラージュ的に配置したり重ね合わせたりすると、全く新しい文脈や物語同士の関係性が現れてくることがあります。それをしつこく検証して『これってもしかしてこういう意味なんじゃないかな?』という自分勝手な大発見をすることが創作の核になっています。そして、その自分で作った仮定を証明していく作業がパフォーマンスであると考えています」」
ダンスマガジン2022年2月号のアンケートで、「もっとも印象に残っているコリオグラファー」に橋本ロマンスさんを挙げる人が多いのに驚いた。
私はまだ生では観たことがない。
ヴィヴィアン佐藤「現代性のある身体への眼差しと姿勢。だれもが身体を持ち日常を送っている。日常の無意識の仕草や都市のイメージとしての身体像をいまもっとも体現している点。舞台でもなくストリートでもない、第三のステージそのものを表出している。」(p52)
などという絶賛の声多数。
ちなみに、私の「2021年ベスト」は、モーリス・ベジャール・バレエ団の「バレエ・フォー・ライフ」の中の Radio Ga Ga である。
ボックスの中のダンサーたちの万華鏡のような動きを観ているだけでも楽しい。