Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

死の欲動(5)

2022年01月03日 06時30分52秒 | Weblog
<総力特集 秋篠宮家の断層>佳子さまに眞子さんと同じ結婚はさせない 秋篠宮「重大決断」 12月30日/1月6日 新年特大号
小林武彦「複雑なものを作る上で絶対に必要なのは材料ですが、レゴブロックみたいに形あるものをばらして材料として使うのが便利です。固定されて   
しまうと、そこから先へ変われませんから。

池上彰「宇宙で言うなら、超新星爆発によって様々な物質がまき散らされて、また新しい星が生まれるようなものですね。
小林武彦「はい。壊れやすくて新しいものに作り変えやすいことが、おそらく進化のプログラムの一番の肝なんです。その作業がだんだん複雑になって、最終的に人間へと至ります。我々は死んだら灰になるが、地球から外へ出ることはありません。回りまわって、何かしらの生物の材料になっていく。だから、進化のプログラムは輪廻転生ですよ。」(p59)

 小林先生の説を初めて読んだのは、確か「新潮45」だったと思う。
 その際、「フロイトの『死の欲動』が最新の生物学によって裏付けられた」という感慨を覚えたのだった。
 たまたま「週刊文春」を読んでいたら、こういうやり取りに遭遇し、今度は、「ニーチェの『永劫回帰』が最新の生物学によって裏付けられた」という思いを抱いたのである。
 それにしても、ご先祖様が「草葉の陰から見守る」という日本的死生観は、生物学的な観点からすれば不合理なのだろう。
 なぜなら、レゴブロックは分解されてしまうべきものなのだから。
 
コメント
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