世界にはばたくMAO 若き才能が放つ閃光の輝き 藤田真央 ピアノ・リサイタル
いま日本でもっとも優れたピアニストの一人ということもあって、会場は3階までほぼ埋まる大盛況である。
だが、これだけの人が集まると、約30メートル先の人がバッグの中からオペラグラスを取り出す音や、居眠りをしてプログラムを床に落とす音などが鮮明に響いてしまうのは、この会場の弱点なのかもしれない。
さて、かつて丸山 眞男先生は、「芸術作品をそれが芸術作品であるというだけの理由から、傾向と問題意識においても様式においても価値観においても全く食い違う諸作品を、安んじて一緒くたに並べる無神経さ」を「盛り合わせ音楽会」という言葉で厳しく批判した(美術館)。
これに対し、藤田さんの選曲は、前半はショパンとリスト、後半はシューマン夫妻とブラームスという、明確なコンセプトと統一感が感じられる。
これなら丸山先生の批判も受けなくて済みそうである。
・・・と思っていたら、アンコールの曲目はは”盛り合わせ”だった!
まあ、アンコールなので、丸山先生も許してくれるだろう。
いま日本でもっとも優れたピアニストの一人ということもあって、会場は3階までほぼ埋まる大盛況である。
だが、これだけの人が集まると、約30メートル先の人がバッグの中からオペラグラスを取り出す音や、居眠りをしてプログラムを床に落とす音などが鮮明に響いてしまうのは、この会場の弱点なのかもしれない。
さて、かつて丸山 眞男先生は、「芸術作品をそれが芸術作品であるというだけの理由から、傾向と問題意識においても様式においても価値観においても全く食い違う諸作品を、安んじて一緒くたに並べる無神経さ」を「盛り合わせ音楽会」という言葉で厳しく批判した(美術館)。
これに対し、藤田さんの選曲は、前半はショパンとリスト、後半はシューマン夫妻とブラームスという、明確なコンセプトと統一感が感じられる。
これなら丸山先生の批判も受けなくて済みそうである。
・・・と思っていたら、アンコールの曲目はは”盛り合わせ”だった!
まあ、アンコールなので、丸山先生も許してくれるだろう。