Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

拡大自殺と群居本能

2022年01月18日 06時30分19秒 | Weblog
大阪ビル放火殺人、口座残高ゼロ 17日で発生1カ月、拡大自殺か
 「所持金もわずかで、生活が困窮し交友関係も乏しい中、大勢を巻き込む「拡大自殺」を図ったとみられる。

東大試験会場の3人刺傷で逮捕の17歳「自分も死のう」 拡大自殺の個人テロから身を守る方法〈dot.〉
 「捜査関係者は事件の未然防止の難しさを指摘する。
「最近増えている、拡大自殺の個人テロだ。被疑者も受験生で勉強のストレスを感じていたことが供述から明らかになっているが、事件を起こせば受験がなくなるとか、最近の事件に触発されたとか、本人が腹の中に犯行計画を収めているかぎり、未然防止は難しい」


霞が関コンフィデンシャル「チーム岸田、厚労省への苛立ち、総務省の匿名幹部…」
 「実は、厚労省は新型コロナ対策のため首相秘書官候補に旧厚生畑から数名リストアップしていた。なかでも宮崎敦文氏(平成3年、旧厚生省)は首相側近の「必要条件」とされる開成高校卒で同省サイドが自信を持って候補に挙げた。
 しかし結果は前述したとおり。官邸は厚労省出身秘書官を廃し、財務省で厚労担当の長い宇波氏が登用された。


 ここにきて、にわかに「拡大自殺」という概念が注目されるようになった。
 かつて、海外で飛行機のパイロットが自殺するのに乗客を道連れにする事案があり、私も大変な衝撃を受けたのだが、「拡大自殺」は日本でも珍しくなくなったようだ。
 私見では、「拡大自殺」は、ヒトのDNAに組み込まれている「群居本能」に原因があるため、実に根が深い問題だと考える。
 周知のとおり、人間のDNAは群居性動物であるチンパンジーとほぼ同じであり、それゆえ、ひとりで生きることには不安を感じるし、ひとりで死ぬことにも恐れを抱くのではないかと思うわけである。
 ・・・そういえば、日本の政治家と官僚は、かつての藩閥政治にみるとおり、強固な群居本能を誇ってきた。
 現在の内閣も、首相の側近になる「必要条件」が「同じ高校の出身者であること」なのだから、かつての「藩」を「高校」に置き換えれば、同様の傾向が顕著になってきているように見える。
 これが怖いのは、「我々はみんなでこの方向に向かっているのだから、間違っていないのだ」という錯覚を生みやすいということである。
 
コメント
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