Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

拡大自殺と群居本能(2)

2022年01月19日 06時30分18秒 | Weblog
【東大刺傷】逮捕少年通う高校が謝罪「孤立感にさいなまれ引き起こされた」
 「『密』をつくるなという社会風潮のなかで、個々の生徒が分断され、そのなかで孤立感を深めている生徒が存在しているのかもしれません。今回の事件も、事件に関わった本校生徒の身勝手な言動は、孤立感にさいなまれて自分しか見えていない状況のなかで引き起こされたものと思われます。今後の私たちの課題は、そのような生徒にどのように手を差し伸べていくかということであり、それが根本的な再発防止策であると考えます」

 「群居本能」を強化すべきという趣旨のコメントであるとすれば、この高校はとんでもない勘違いをしていることになるだろう。
 中等教育において必要なのは、「自立的な(自己決定できる)個人の養成」である。
 例えば、「みんなが憧れる最難関の東大医学部に入りたい」などという、「他人の欲望を欲望する」だけの人生から脱却することを、生徒自身に悟らせることが最重要課題なのである。
 もちろん、これに際しては、夏目漱石も指摘しているとおり、「ある時ある場合には人間がばらばらにならなければなりません。そこが淋しいのです。」という心境に陥ることもあるが(個人の覚醒)、そこで孤独に耐え抜くことを、早い段階で学ばせるべきだと思うのである。
 例の高校は、漱石とは真逆の対応を行おうとしていることになるが、これが「根本的な再発防止策」になり得ないことは明らかである。
 話はやや逸れるが、プロ野球の世界でも、強いチームの個々の選手に着目すると参考になる。
 例えば、澤村拓一投手の、ソフトバンクについてのコメントが面白い。

【ボーボーの草むらに人影が…】澤村拓一が事前にトレードに気付いた理由【セパの違いも聞いたで】【巨人→ロッテ初公開の秘話アリ】【サワムラーSP 2 / 3】【緊急事態宣言stay homeのおともに】
 「ジャイアンツは組織としては強いです。ソフトバンクは、組織も強いけど、個人も強いです。」(10:20~)
 
コメント
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