Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

二世問題

2022年09月03日 06時30分55秒 | Weblog
旧統一教会、現行法で対応 葉梨康弘法相インタビュー
 「「2世(信者)」については、財産権だけでなく、虐待や子供の親権をどうするかという問題もある。厚生労働省など関係省庁が連絡を取って幅広く相談に応じなければいけない。9月の初旬から集中相談期間も始まるので、被害の状況をしっかり見ていきたい。

 旧統一教会の件でクローズアップされた「二世(三世)問題」。
 法相が指摘するように、「親権」(の濫用)、「虐待」というカテゴリーに入る事案もあると思う。
 怖いのは、知らず知らずのうちに親の価値観が子どもに刷り込まれてしまう事態である。
 これについては、例えば、「親は、●●歳未満の児童を、特定の宗教的施設に立ち入らせたり宗教的行事に参加させたりしてはならない」などといった制度を設けることも考えられる。
 ところで、「二世問題」は、おそらくカルト的な宗教だけではなく、基本的には、キリスト教や仏教のような従来型の宗教にも当てはまることだろう。
 というのも、イングマール・ベルイマン監督のように、父親が牧師で、その権威(あるいは親権)を振りかざして、家族に虐待を行っていたような例もあるからである。
 ベルイマン監督は、幼いころからその被害を受けていたらしいのだ。

ベルイマン生誕100年映画祭
 (町山智浩氏)「ベルイマンのテーマは『神の沈黙』である」と、よく言われます。なにやら難しく偉大な芸術家の大先生のように聞こえますが、そうではないと思います。ベルイマン本人はコンプレックスと欲望に勝てないダメな自分を映画のなかで赤裸々にさらけ出してきた人でした。厳格な牧師の息子に生まれ、母を虐待する父を憎み、それが神への不信になりました。
コメント
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