Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

忖度と強制の間

2022年09月19日 06時30分00秒 | Weblog
森喜朗・組織委会長が「講談社は絶対認めない」 KADOKAWAのライバル社を排除《音声》
 「元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、次のように指摘する。
「森氏に金銭が渡っていなくても、高橋容疑者がKADOKAWAから賄賂を受け取っていることを分かった上で、講談社にスポンサー契約を辞退するよう迫っていた場合、収賄の共犯になる可能性があります。恣意的な思惑で辞退を強く迫った場合は、業務妨害罪に抵触しかねません。いずれにしても、みなし公務員である組織委会長には、極めて高い公平性、公益性が求められます」


 政治家というものは、例えば賄賂を要求する場合でも、ストレートな言い方はしないものである。
 複数の解釈が出来る多義的な言葉を使うのが常であり、それが彼ら/彼女らの保身術の一つなのである。
 その意味からは、森氏の(講談社をスポンサーにすることは)『絶対認めない』という発言は、この不文律を冒したものということが出来る。
 この発言については録音記録があるそうだが、重要なのは、2017年5月の赤坂・高級料亭での密談(五輪汚職、森喜朗氏に迫る特捜部 角川歴彦会長らとの赤坂・高級料亭での密談全容)でのやり取りだろう。
 ここでの森氏の発言が、講談社の”辞退”を求めるところにあるのは明らかだが、具体的な発言内容いかんでは、強要とまでは言えない、よって業務妨害罪には問えず、講談社側の「忖度」があったにとどまるという評価もあり得るだろう。
 さて、この密談の録音記録は存在するのだろうか?
コメント
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