「森氏に200万円」AOKI前会長証言でも特捜部が動きにくい「ある事情」とは
「今回の“見舞金問題”に関し、元財務省官僚で弁護士の山口真由氏が情報番組「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜」(TBS系)に出演して、興味深い発言をしている。山口氏が言うには、
「特捜ってもともと旧田中派、(現)平成研究会の田中角栄、竹下登とか、金丸さんとか、そこらへんが特捜の牙にかかることが多くて、清和会系は特捜の捜査から免れてきたと言われてきたんですね。安倍さんのお父様はじめ、森さんもそうですけど」
さらに、森氏の捜査については、
「森さんを今回、本当に特捜が対象にしているのだとすると、権力構図が大きく変わって、権力を撃ちにいく特捜というのが、戦いの対象を平成研究会から清和会の流れに変えたのか。森さんまでやるのかどうかはかなり注目されると思うんですけど」
と読み解いてみせた。」
山口氏が指摘するとおり、過去、特捜は田中派・旧経世会所属の議員(小沢一郎氏を含む)をターゲットにしてきた。
この集団が政界で長らくヘゲモニーを握ってきて、金権政治を主導してきたという経緯もあるが、それだけではない。
おそらく、この集団は、”官の秩序”を破壊する傾向を有していたために、特捜のターゲットにされたのではないだろうか?
具体的に言うと、田中氏は大蔵省への人事介入(財務省人事、歩んできた政治介入排除の歴史)、金丸氏はグリーンカード法の骨抜き化(【高橋洋一】政治家も恐れる「財務省の暴力装置」 - “政界のドン”金丸信が消された本当の理由 ~日本再興戦略 現代日本論「経済と官僚」編|藤井厳喜×高橋洋一)、小沢氏の全盛期には通産省への人事介入(通産省4人組事件)といった風に、ターゲットにされた旧経世会系の政治家は、”官の秩序”を侵犯した”前科”をもっている。
安倍氏に至っては、タブー中のタブーである検察人事に介入しようとしたのだから、存命であればターゲットになってもおかしくはなかった。
それが、今では森氏が代わりのターゲットになっているように見えるのである。
さて、特捜は、「身代わり」のような森氏に対して、どこまで本気でやるのだろうか?
「今回の“見舞金問題”に関し、元財務省官僚で弁護士の山口真由氏が情報番組「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜」(TBS系)に出演して、興味深い発言をしている。山口氏が言うには、
「特捜ってもともと旧田中派、(現)平成研究会の田中角栄、竹下登とか、金丸さんとか、そこらへんが特捜の牙にかかることが多くて、清和会系は特捜の捜査から免れてきたと言われてきたんですね。安倍さんのお父様はじめ、森さんもそうですけど」
さらに、森氏の捜査については、
「森さんを今回、本当に特捜が対象にしているのだとすると、権力構図が大きく変わって、権力を撃ちにいく特捜というのが、戦いの対象を平成研究会から清和会の流れに変えたのか。森さんまでやるのかどうかはかなり注目されると思うんですけど」
と読み解いてみせた。」
山口氏が指摘するとおり、過去、特捜は田中派・旧経世会所属の議員(小沢一郎氏を含む)をターゲットにしてきた。
この集団が政界で長らくヘゲモニーを握ってきて、金権政治を主導してきたという経緯もあるが、それだけではない。
おそらく、この集団は、”官の秩序”を破壊する傾向を有していたために、特捜のターゲットにされたのではないだろうか?
具体的に言うと、田中氏は大蔵省への人事介入(財務省人事、歩んできた政治介入排除の歴史)、金丸氏はグリーンカード法の骨抜き化(【高橋洋一】政治家も恐れる「財務省の暴力装置」 - “政界のドン”金丸信が消された本当の理由 ~日本再興戦略 現代日本論「経済と官僚」編|藤井厳喜×高橋洋一)、小沢氏の全盛期には通産省への人事介入(通産省4人組事件)といった風に、ターゲットにされた旧経世会系の政治家は、”官の秩序”を侵犯した”前科”をもっている。
安倍氏に至っては、タブー中のタブーである検察人事に介入しようとしたのだから、存命であればターゲットになってもおかしくはなかった。
それが、今では森氏が代わりのターゲットになっているように見えるのである。
さて、特捜は、「身代わり」のような森氏に対して、どこまで本気でやるのだろうか?