第621回定期演奏会 ダニエル・シュニーダー:聖ヨハネの黙示録(日本初演) ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45
読響の定期演奏会の演目が興味深い。
「聖ヨハネの黙示録」と「ドイツ・レクイエム」という、合唱付きの曲2つである。
また、ソロの歌手は、2曲ともソプラノとバリトンの2人なので、ソプラノ=ファン・スミさんとバリトン=大西宇宙さんは、2曲とも出演ということになる。
ということで、選曲の理由が分かる。
さて、「レクイエム」と言えば、N響の新指揮者就任記念公演の初回がヴェルディの「レクイエム」だったが、その直後に読響が、「ドイツ・レクイエム」を、しかもN響のときと同じ新国立劇場合唱団と演奏するわけである。
なので、N響と読響がコラボしているのか、あるいは対抗しているのか、どちらかと考えるのが普通である。
セバスティアン・ヴァイグレの指揮は、エネルギッシュというよりは「攻撃的」といった方がよいくらいで、演奏者にとびかかっていきそうな勢いである。
「ドイツ・レクイエム」では、ほぼ歌詞に合わせて口を動かしており、この曲への思い入れの強さが分かる。
さて、例によって「傑作の欠点」(傑作の欠点、傑作の欠点(2))を見つけた。
モーツァルトやヴェルディの「レクイエム」の歌詞はラテン語であり、比較的母音が多いのに対し、「ドイツ・レクイエム」はドイツ語であるため、子音が多く、ゆえに破裂音(k、t、pなど)も多くなる。
そうすると、「クハー!」「トゥハー!」「プハー!」などと発音しなければならないため、どうしても”飛沫”が多くなるのだ。
日本人には難しいドイツ語の子音ランキング
「第4位 [k] [t] [p]
無声軟口蓋破裂音、無声歯茎破裂音、無声両唇破裂音の破裂音三兄弟が同率4位にランクイン。決してめんどくさくなったわけではありません。
・・・ka ta paと書かれていた場合、「カ」「タ」「パ」というよりは、(無理やりカタカナで書くなら)「クハー!」「トゥハー!」「プハー!」のほうが近いです。」
読響の定期演奏会の演目が興味深い。
「聖ヨハネの黙示録」と「ドイツ・レクイエム」という、合唱付きの曲2つである。
また、ソロの歌手は、2曲ともソプラノとバリトンの2人なので、ソプラノ=ファン・スミさんとバリトン=大西宇宙さんは、2曲とも出演ということになる。
ということで、選曲の理由が分かる。
さて、「レクイエム」と言えば、N響の新指揮者就任記念公演の初回がヴェルディの「レクイエム」だったが、その直後に読響が、「ドイツ・レクイエム」を、しかもN響のときと同じ新国立劇場合唱団と演奏するわけである。
なので、N響と読響がコラボしているのか、あるいは対抗しているのか、どちらかと考えるのが普通である。
セバスティアン・ヴァイグレの指揮は、エネルギッシュというよりは「攻撃的」といった方がよいくらいで、演奏者にとびかかっていきそうな勢いである。
「ドイツ・レクイエム」では、ほぼ歌詞に合わせて口を動かしており、この曲への思い入れの強さが分かる。
さて、例によって「傑作の欠点」(傑作の欠点、傑作の欠点(2))を見つけた。
モーツァルトやヴェルディの「レクイエム」の歌詞はラテン語であり、比較的母音が多いのに対し、「ドイツ・レクイエム」はドイツ語であるため、子音が多く、ゆえに破裂音(k、t、pなど)も多くなる。
そうすると、「クハー!」「トゥハー!」「プハー!」などと発音しなければならないため、どうしても”飛沫”が多くなるのだ。
日本人には難しいドイツ語の子音ランキング
「第4位 [k] [t] [p]
無声軟口蓋破裂音、無声歯茎破裂音、無声両唇破裂音の破裂音三兄弟が同率4位にランクイン。決してめんどくさくなったわけではありません。
・・・ka ta paと書かれていた場合、「カ」「タ」「パ」というよりは、(無理やりカタカナで書くなら)「クハー!」「トゥハー!」「プハー!」のほうが近いです。」