2022年12月~2023年1月『くるみ割り人形』告知映像|新国立劇場バレエ団
イギリスでは、年末年始にかけて、元旦も「くるみ割り人形」を上演するならわしらしい。
それを日本に導入したのが、新国立劇場バレエ団の吉田都芸術監督である。
この試みはヒットし、大変な盛況となった(私も昨年、三が日にチケットを取ろうとしたが、あっというまに完売で取れなかった。)。
個人的には、「黄色い花」による花のワルツにやや違和感を覚えて敬遠してきたのだが、そろそろ観てみたくなったのである。
さて、新国立劇場が採用しているイーグリング版は、「難度の高いステップや複雑なパートナーリング満載のスリリングな振付」(公演パンフレットの守山実花さんの解説)が売り物で、ダンサーは非常に高度なテクニックを要求されるらしい。
さらに、ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子を演じる男性ダンサーは、ほぼ「出ずっぱり」ということから、大変体力を消耗するらしく、”チャレンジング”な演目と評されている。
確かに、2幕のアンダンテ・マエストーソを終えた時点の王子(奥村康祐さん)は、汗びっしょり&肩で息をしている状態だというのに、息つく暇もなくジャンプ連続のソロを踊っていた。
ところで、指揮者のアレクセイ・バクラン Alexei Baklanさんは、ウクライナ国立歌劇場に所属しているので、ウクライナ当局による「チャイコフスキー禁止令」の対象かと思いきや、そうではないようで、普通に指揮をしている。
ウクライナ国立歌劇場・バレエ団として、チャイコフスキーをはじめロシアの作曲家の音楽を演奏するのはNGということで、どうやら、「団体だとNG、だけどソロならOK」というルールのようである。
この点もそうだが、「瀕死の白鳥」(もともとバレエ・リュスの演目)はロシアの作曲家の音楽を使わないのでOKというウクライナ当局の基準はあいまいだし、「チャイコフスキー」=「ロシアのプロパガンダ」という主張の根拠もあやしい。
早くこういう制限のない状態に戻って欲しいものである。
イギリスでは、年末年始にかけて、元旦も「くるみ割り人形」を上演するならわしらしい。
それを日本に導入したのが、新国立劇場バレエ団の吉田都芸術監督である。
この試みはヒットし、大変な盛況となった(私も昨年、三が日にチケットを取ろうとしたが、あっというまに完売で取れなかった。)。
個人的には、「黄色い花」による花のワルツにやや違和感を覚えて敬遠してきたのだが、そろそろ観てみたくなったのである。
さて、新国立劇場が採用しているイーグリング版は、「難度の高いステップや複雑なパートナーリング満載のスリリングな振付」(公演パンフレットの守山実花さんの解説)が売り物で、ダンサーは非常に高度なテクニックを要求されるらしい。
さらに、ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子を演じる男性ダンサーは、ほぼ「出ずっぱり」ということから、大変体力を消耗するらしく、”チャレンジング”な演目と評されている。
確かに、2幕のアンダンテ・マエストーソを終えた時点の王子(奥村康祐さん)は、汗びっしょり&肩で息をしている状態だというのに、息つく暇もなくジャンプ連続のソロを踊っていた。
ところで、指揮者のアレクセイ・バクラン Alexei Baklanさんは、ウクライナ国立歌劇場に所属しているので、ウクライナ当局による「チャイコフスキー禁止令」の対象かと思いきや、そうではないようで、普通に指揮をしている。
ウクライナ国立歌劇場・バレエ団として、チャイコフスキーをはじめロシアの作曲家の音楽を演奏するのはNGということで、どうやら、「団体だとNG、だけどソロならOK」というルールのようである。
この点もそうだが、「瀕死の白鳥」(もともとバレエ・リュスの演目)はロシアの作曲家の音楽を使わないのでOKというウクライナ当局の基準はあいまいだし、「チャイコフスキー」=「ロシアのプロパガンダ」という主張の根拠もあやしい。
早くこういう制限のない状態に戻って欲しいものである。