《究極トリオ》 堤剛&前橋汀子&藤田真央
「日本音楽界を長きにわたり牽引してきたヴァイオリンの前橋汀子(まえはしていこ)とチェロの堤剛(つつみつよし)、そしてこの夏のルツェルン音楽祭にて世界最高峰のスーパー・オーケストラ、ルツェルン祝祭管弦楽団との共演を果たした日本の至宝ピアニスト藤田真央(ふじたまお)の3名による、夢の三重奏!」
この顔ぶれだと、さすがに「満員御礼」ということで、当日券も完売となっている。
だが、客席を見ると、まあまあ空いている。
このコンサート・シリーズのお客さんの多くは高齢の方なので、チケットを買ったもののコロナやインフルエンザで外出控えをする人が出たのではないかと思われる。
演目は3曲ともベートーヴェンだが、そういえば、「仲道郁代《モーツァルトの響き》」(ピアノ協奏曲20番第1楽章のカデンツアはベートーヴェン作曲)、「K-BALLET Opto「プラスチック」」(「ビニール傘小町」は「皇帝」第2楽章を使用)といった感じで、3連休はベートーヴェンづくしである。
さて、1曲目の「春」は、前橋さんのヴァイオリンの中低音が明らかに本調子でなく(音が「割れる」、「かすれる」感じ)、これは休憩中にほかのお客さんたちも指摘していた。
理由は不明だが、楽器のコンディション不良も考えられるし、前橋さんは秋に体調不良でコンサートをキャンセルしているので(【重要】 「前橋汀子 アフタヌーン・コンサート」公演中止、および「STROAN コンサートⅡ」出演者変更のお知らせ)、その影響があるのかもしれない。
そういえば、ベートーヴェンも、「大公」の初演でピアノを演奏した際は、「ほとんど耳が聴こえなかったため音量のバランスをとることが出来ず、散々な演奏に終わってしまった」らしい(公演パンフレットより)。
その「大公」では、ヴァイオリンも持ち直した感じで、息の合った演奏を聴くことが出来た。
この3人は、なんとも絵面がすばらしい。
まさに、「優しいおじいちゃんとおばあちゃんに挟まれた可愛らしい孫」なのである。
「日本音楽界を長きにわたり牽引してきたヴァイオリンの前橋汀子(まえはしていこ)とチェロの堤剛(つつみつよし)、そしてこの夏のルツェルン音楽祭にて世界最高峰のスーパー・オーケストラ、ルツェルン祝祭管弦楽団との共演を果たした日本の至宝ピアニスト藤田真央(ふじたまお)の3名による、夢の三重奏!」
この顔ぶれだと、さすがに「満員御礼」ということで、当日券も完売となっている。
だが、客席を見ると、まあまあ空いている。
このコンサート・シリーズのお客さんの多くは高齢の方なので、チケットを買ったもののコロナやインフルエンザで外出控えをする人が出たのではないかと思われる。
演目は3曲ともベートーヴェンだが、そういえば、「仲道郁代《モーツァルトの響き》」(ピアノ協奏曲20番第1楽章のカデンツアはベートーヴェン作曲)、「K-BALLET Opto「プラスチック」」(「ビニール傘小町」は「皇帝」第2楽章を使用)といった感じで、3連休はベートーヴェンづくしである。
さて、1曲目の「春」は、前橋さんのヴァイオリンの中低音が明らかに本調子でなく(音が「割れる」、「かすれる」感じ)、これは休憩中にほかのお客さんたちも指摘していた。
理由は不明だが、楽器のコンディション不良も考えられるし、前橋さんは秋に体調不良でコンサートをキャンセルしているので(【重要】 「前橋汀子 アフタヌーン・コンサート」公演中止、および「STROAN コンサートⅡ」出演者変更のお知らせ)、その影響があるのかもしれない。
そういえば、ベートーヴェンも、「大公」の初演でピアノを演奏した際は、「ほとんど耳が聴こえなかったため音量のバランスをとることが出来ず、散々な演奏に終わってしまった」らしい(公演パンフレットより)。
その「大公」では、ヴァイオリンも持ち直した感じで、息の合った演奏を聴くことが出来た。
この3人は、なんとも絵面がすばらしい。
まさに、「優しいおじいちゃんとおばあちゃんに挟まれた可愛らしい孫」なのである。