Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

空母 vs. ドローン

2023年01月03日 06時30分58秒 | Weblog
中国無人機が太平洋まで往復 初確認の機種、沖縄上空を通過
 「防衛省統合幕僚監部は1日、中国軍のWZ7偵察型無人機1機が同日午前から午後にかけ、沖縄本島と宮古島の間を抜け、東シナ海と太平洋を往復したと発表した。同機種の飛行確認は初めてで、防衛省が目的を分析している。

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 「具体的には、ドローンのスウォーム攻撃(群れによる攻撃)が可能になりつつあることだ。これまでのドローン攻撃では、遠隔操作する操縦士が、標的の攻撃判断などをカメラ越しに行っていた。しかし、スウォーム攻撃ではあらかじめ標的をGPSや画像などで設定したり、AIによって標的を識別したりする。・・・
 ドローンの破壊力は限定的なので、空母を沈没させることはできないだろう。しかし、甲板に穴を開けたり、推進器を損傷させたりすれば、任務が不可能な状態となる。そうなれば、空母は、イソップ物語の「熊と蜂」の話の熊のように、命からがら逃げ出すことになりかねない。
」(p120)
 「AIは、ビッグデータを用いる機械学習によって能力を高める。したがって、データが入手しやすいほど、AIの能力が高まる。
 アメリカをはじめとする民主主義国家では、個人情報の収集や利用に厳しい制約がある。ところが、中国ではそうした制約が弱い。国民が個人情報の保護に先進国ほど敏感でないため、AIの進歩にとって有利な社会構造になっているのである
。」(P113)

 AIの研究で中国はアメリカの先を行っている可能性があり、その背景には、個人情報の保護を重視しない人権軽視の国家体制がある。
 そして、AIを軍事に転用すれば、自立飛行する大量のドローンが、標的である空母を攻撃することが可能になる。
 台湾有事の際、米海軍の空母がドローンのスウォーム攻撃によて足止めを食らえば、台湾防衛は難しくなるだろう。
 他方において、北朝鮮が長距離ミサイルで米本土を狙うという、ツープラトン攻撃も考えられる。
 そうなると、さすがの米軍も詰んでしまいそうだ。
 
コメント
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