外出控え

インフル、東北・関東で顕著　全国流行、3年ぶり　厚労省
　「厚労省は昨年末、新型コロナウイルスの感染拡大以降3年ぶりに全国的な流行期に入ったと発表していたが、特に東北や関東で患者報告数が多いことが分かった。」

　しばらく前、エンタメ業界で働いている友人から、「ジャニーズやＬDHなどの大手ですら、コロナ後の集客は伸び悩んでいる」という話を聞いた。
　イベントに対する規制が緩和されてきたとはいっても、なおコロナの影響は続いているのだ。
　しかも、この冬は、コロナ問題の収束が見えない中で、インフルエンザが３年ぶりに流行しているそうである。
　そうなると、どうしても「外出控え」の傾向が強まることになるだろう。
　案の定、知り合いの映画関係者の話では、年末の集客は予想よりだいぶん落ち込んだそうである。
　年始も似たような状況と思われ、実際、十数年ぶりに行った「ウィンナー・ワルツ・オーケストラ」では、２階席以上に客は入っておらず、１階席も後方は空いている状態だった。
　過去21回も来日公演を行っている、いわば定番化したコンサートなのだが、それでもこんな状況なのだ。
　客席の人に舞台に上がってもらい、燕尾服を着せて指揮をさせるなどといった「聴衆参加型」の演出で人気だったのだが、固定客と思われる年配の人たちが外出控えをしている影響なのかもしれない。
　第1波～第7波 感染者数グラフ（全期間を1画面表示）を見ると、冬場の感染者数のピークは１月下旬～２月あたりだったのだが、第７波ではこれが早まっており、しかも第８波のピークが東京では１月上旬と予想されているので（東京都のコロナ新規感染者数（第8波）ピークは１月上旬　正月休み明けが最多か（12月27日時点））、年末年始のイベントはこの影響を受けた可能性がある。
　つくづくイベント主催者は大変だと思う。