Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

我妻先生、立たされる

2023年01月26日 06時30分49秒 | Weblog
昭和の風景「我妻栄先生を迎えて」
 我妻先生の孫「おじいちゃまは、小学校で、部屋の中を騒ぎまわって、立たされてたんだそうだね?」(4:52付近)

 ボ2ネタに挙げられていた我妻先生の動画で、ビックリする発言があった。
 我妻先生は小学生のころ、同級生に教えるのが大好きだったそうで、その際の会話で騒がしい状況が生じることもあったそうだ。
 それを見た教師が、「我妻、立ってろ」と言って、教室の隅に立たされることがあったらしい(なので、我妻先生は、注意欠陥多動性障害(ADHD)のために騒いでいたわけではない。)。
 だが、ここで思うのは、こういう懲戒は、現在では果たして許さるのだろうかということである。
 「野比!廊下に立っとれ!」ちょっと待って先生!それ、ダメかも?(弁護士法人ALG&Associates)で引用されている通達(昭和23年法務庁(現法務省)通達)は、以下の通り。

 「児童を教室外に退去せしめる行為については、【中略】、懲戒の手段としてかかる方法をとることは許されないと解すべきである。ただし児童か喧騒その他の行為によりほかの児童の学習を妨げるような場合、他の方法によってこれを制止し得ないときは、-懲戒の意味においてではなく-教室の秩序を維持し、ほかの、一般児童の学習上の妨害を排除する意味において、そうした行為のやむまでの間、教師が当該児童を教室外に退去せしめることは許される。

 これは、「教室外に退去せしめる行為」は原則として許されないとするもので、これを反対解釈すると、「教室の隅に立ってろ!」というのは、現在も許容されるということのようだ。
 
コメント
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