「クリスマス・イヴを家族と祝う男の家を突然訪ねてくる元恋人の頼みとは?
クリスマス・イヴ。妻子とともにイヴを過ごすべく、タクシー運転手のヤヌシュが帰宅する。子供たちの為にサンタクロース役を演じたりと仲睦まじい家族の時間を過ごすが、その夜遅くヤヌシュの自宅に元恋人の女性エヴァが現れ、ヤヌシュに失踪した夫を一緒に探してほしいと訴える......。」
クリスマス・イヴ。妻子とともにイヴを過ごすべく、タクシー運転手のヤヌシュが帰宅する。子供たちの為にサンタクロース役を演じたりと仲睦まじい家族の時間を過ごすが、その夜遅くヤヌシュの自宅に元恋人の女性エヴァが現れ、ヤヌシュに失踪した夫を一緒に探してほしいと訴える......。」
「デカローグ3」は、「4」とは「祝祭日と演技する女性」という共通の主題で結ばれている。
クリスマス・イヴに、元不倫カップルが一方の配偶者を捜索するという話なので、「モーセの十戒」で言えば、「安息日順守違反」及び「姦淫禁止違反」に該当するだろう。
「4」は、1~4の中で最も展開が読みづらく、それだけに面白い。
その理由は、エヴァの属性、すなわち「演技性人格障害」にあるのではないかと思う。
エヴァは、自分に構って欲しいためか、やたらと嘘をつく、要するに面倒くさい人物なのである。
言っていることが本当なのか嘘なのか、直ちには見分けがつかないのである。
さて、私が映画に絶対出て来ると予想するのは、
「エヴァを乗せてヤヌシュが運転するタクシーが、どんどん速度を増していってクラッシュするシーン」
であるが、映画ならではの、ドライブ・レコーダー的な映像が用いられているのではないだろうか?