Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

公訴時効

2006年07月11日 07時24分58秒 | Weblog
 イスラム教への冒とくと議論になった小説「悪魔の詩」の翻訳者で筑波大助教授だった五十嵐一(ひとし)さん(当時44歳)が91年7月に殺害された事件は11日午前0時、公訴時効(15年)が成立した。茨城県警の小野善弘捜査1課長は「極めて残念。(容疑者が海外逃亡した場合の)時効停止の可能性を考慮し、今後も捜査を継続する」とコメントを出した(毎日新聞)。
 殺人罪に公訴時効があるのは一般人の感覚として理解できないだろう。バーディーもよく理解できない。「処罰感情の減少と証拠の散逸」などといった公訴時効の趣旨があてはまるとは思えない。むしろ、捜査当局の負担軽減に役立っているのが実態ではないか。「迷宮入り」で確定である。
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Drop-Dead Gorgeous!

2006年07月10日 07時31分24秒 | Weblog
 drop-dead goegeous!...
 気絶してしまう/気が動転してしまうほど素敵な様子、もしくはその状態。「drop dead=倒れる、落ちる、死ぬ」といった負のイメージ と、「gorgeous=素敵」といった正のイメージが表裏一体となった状態。
エアロスミスの曲名だったり、映画の題名だったりするこの成句は、意味もさることながら、語呂もすばらしい。英語風に語尾を明確に発音しないとすれば、
「ドロッ、デッ、ゴージャス!」となるのだろう。
 
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立法が多すぎないか

2006年07月09日 13時38分56秒 | Weblog
 「神は細部に宿る」で思い出したのがSavgny(サヴィニー)。偉大なローマ法学者である。
 彼は、ドイツ法典編纂論争で、立法の任に当たるのは法学者であることを前提とした上で、「いまだドイツ法学は自国独自の民法を編纂するまでには熟していない」と主張した。方や現在の日本では、「民族精神」はどことやら、官僚による立法がめまぐるしく行われている。教育基本法に至っては、政治家は、「法律が悪いから教育も悪くなるのだ」といわんばかりである。なんともはや。
 そろそろ、制度や法律を作れば簡単に民衆の意識や、ひいては「民族精神」が変わるという幻想を捨てたらどうだろうか。
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神は細部に宿る

2006年07月09日 09時28分34秒 | Weblog
 完璧なものは細部もよく凝らされているものである。
 「太陽がいっぱい」Plein Soleilをスクリーンでみてつくづく思った。以前、レンタルビデオで見たことがあるが、そのときには余り印象に残らなかったものとみえるが、たとえば、モンジベロの魚市場での一シーン。頭部が切断された魚やエイの口・腹部がクローズアップされ、不吉な前途を予兆する。案の定、ヨットのスクリューに絡まったロープの先から、リプリー(アラン・ドロン)によって殺害されたフィリップの死体が発見される。
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裁判員制度は日本に根付くか?

2006年07月08日 21時24分30秒 | Weblog
 裁判員制度は、素人が裁判官になる点でドイツの「参審員」に、事実認定のみを素人裁判官が行う点で英米の「陪審員」に似ており、いわばいいとこどりを狙ったものといえる。問題は、このような制度が日本に根付くかである。
 バーディーは、決してこの制度が良いとは思わないが、悪いとも思わない。どちらかといえば、静観の姿勢である。
 さて、明治期以降の外来の制度は、全く起源からかけはなれた形で日本に根付いたものが多い。たとえば、民法における「善意」。これは、「知らない」ことを意味するが、起源から考えると、全くおかしい。もともとこれは、ローマ法のbona fides(ボナ・フィデース)がフランス法でbonne foi(ボンヌ・フォア)と訳されていたのを、おそらく明治期の法学者が誤訳したのかあるいは誤用したのだと思われる。これは、英語ではin good faithであって、要するに、「信義誠実なる」の意味なのである。とはいっても、現在は、「善意」が「知らない」を意味することは、実務家・法学者の間で争いがない。
 ・・・裁判員制度も、おそらく起源からかけはなれた形で根付くか、さもなくば失敗するかのどちらかだと思う。
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セクショナリズム

2006年07月08日 08時52分00秒 | Weblog
 サラリーマン経験のある人は、いかに日本人がセクショナリズム(割拠主義)が好きか知っているはずである。たとえば、中央官庁は、自分のところを「わが社」と呼ぶ。そして、「いま、わが社には、難題が山積している」というが、「日本は難題をかかえている」とはいわない。また、同じ省であっても、隣の課から情報をとるのさえ難しいこともある。
 さて、私見によれば、セクショナリズムの一因は、狭い国土に多数の人間が密集しているため、「陣地」意識が強くなったことにあるのではないかと思っている。
 思えば、第二次大戦の原因の一つも、陸軍の独走をはじめ、セクショナリズムにあったのではないかと思われる。要するに、日本には、今も昔も、アメリカにおける自由と民主主義のような、普遍的な理念がないのかもしれない。
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北朝鮮、次の一手

2006年07月07日 23時30分13秒 | Weblog
 ミサイル7発発射⇒国連安保議長声明⇒声明を無視して「アメリカが交渉に出るまで発射するぞ」と脅迫⇒日米が経済制裁⇒もっときわどい地点を狙ってミサイル発射・・・という展開になってもおかしくないが、既に数年前に東京湾沖にミサイルが着弾したことを思い起こせば、結局どうどうめぐりで事態は進展しないのに等しい。仮に6カ国協議が再開されても、日米韓が北朝鮮に食料・エネルギー支援を約束するだけで、一方的に北朝鮮を利するだけだろう・・・北朝鮮にはこれくらいの読みはあるはずである。
 そこで、不謹慎な話だが、北朝鮮の計算が狂い、たとえば、ミサイルがそれて日本本土(とてもアラスカなどに着弾させる勇気はあるまい)に着弾して始めて、事態は解決の方向に向かうのかもしれない。
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パール・ハーバー

2006年07月07日 07時33分41秒 | Weblog
 「リメンバー,パール・ハーバー」
 アメリカ人にとっていまだにパール・ハーバーは強烈な体験なのだそうである。たとえば、映画「パール・ハーバー」は記録的な興行収入を挙げたし、一般人もパール・ハーバーを9・11と並び称するくらいである。
 だが、ルーズヴェルト大統領は、日本軍の襲撃を事前に知っていたにもかかわらず、あえて阻止しなかったというのが真相とされる。その方が、世論が「参戦」になびき、アメリカ・連合軍にとって都合がよいからである。チャーチルはパール・ハーバーの件を知り大喜びしたという噂もある。
 さて、北朝鮮も、とことん追い詰められれば、パール・ハーバーのような奇襲を行う可能性がある。だが、旧日本軍と違う最大の点は、北朝鮮が既に数発の核を持っている可能性があることである・・・
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やったもん勝ち

2006年07月06日 07時27分58秒 | Weblog
 テポドン7発発射。国連安保理付託・・・だが、中国・ロシアの反対で経済制裁まではいかないだろう。なんともはや。
 ・・・人を一人殺しても、まず死刑にはならない。無期懲役になって、何年後かに仮出所してくるのである。なんともはや。
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独立記念日

2006年07月05日 07時31分30秒 | Weblog
 テポドン発射は最初からアメリカの独立記念日を狙っていたようである。分かり易い。
 それにしても、北朝鮮の瀬戸際外交は計算しつくされており、日本外交と違って殆どミスがないといってよい。これは素直に驚くべきである。自国の持てる資源(武器、拉致した外国人など)をフルに活用している。まるで完全犯罪をやってのける知能犯のようである。
 ある評論家がいっていたように、ミサイルや核は、結局持った者勝ちなのであり、核武装を完了した北朝鮮は、日本などでは立ち向かえないほど強力な国家となるのだろう。あとは日本をゆするだけで、経済的にも成り立っていくだろう。
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