パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

女性に好まれないブルックナーの音楽(という説は本当か)

2023年04月30日 09時34分11秒 | 音楽

GW中の日曜日なのでお気楽な話を

確信に近い思いでブルックナーの音楽は女性に受け入れられない
と思っているが、それをチャットGPTに聞いてみると
こんな答えが返ってきた

問 ブルックナーの音楽は女性に好かれませんが、その理由は何でしょうか?
 
ChatGPT

ただし、一部の人々がブルックナーの音楽を男性的、重厚かつ煩雑だと感じるかもしれません。
これは、ブルックナーの音楽がしばしば多層的で、緻密で、緊張感のある構造を持ち、
より力強く奥深い音楽的表現を求める男性の傾向に合っていると見なされるためです。

一方、女性は一般的により感性的であるとされ、より簡潔な音楽的表現を好む傾向があります。
したがって、女性がブルックナーの音楽を好まないと感じる場合、
これは好みの問題であり、性別に関する問題ではありません。

ただし、これはあくまでも一般論であり、個人の好みは多様であるため、
女性がブルックナーの音楽を好む場合もあります。

少し聞き方を変えてみた

問 ブルックナーの交響曲の演奏会ではトイレに男性ばかりが並ぶと言われています。
   女性客が少ないのは何故でしょうか?
 
ChatGPT

まず一つ目は、ブルックナーの交響曲が重厚な音楽であることから、男性客が多いということが挙げられます。
ブルックナーの音楽は、多くの場合、堂々とした演奏が求められ、重低音のパワフルな響きが特徴的です。
そのため、男性客がより好む傾向があるかもしれません。

また、ブルックナーの音楽は、一般的には比較的クラシック音楽の愛好家に人気があるため、
男性客が多いという側面もあります。
クラシック音楽は、昔から男性の趣味とされてきたことがあり、その影響が残っているかもしれません。

さらに、交響曲の演奏会においては、一般的に女性客よりも男性客の方が多いという傾向があることも
影響しているかもしれません。
これは、交響曲が比較的重厚な音楽であることや、演奏時間が長いことが理由として挙げられます。

総じて言えることは、ブルックナーの交響曲の演奏会において、トイレに男性ばかりが並ぶ理由は、
その音楽の性格や、クラシック音楽の趣味として男性が多いこと、
また交響曲の演奏会において男性客の方が多いことなどが考えられます。

なるほど、一般的な客観的と思えるような答えだ
だが、どうも不満が残る
実感と違う気がしてならない

女性がブルックナーを苦手と思うのは、自分だけでなく案外多くの人が感じていることで
そのことを扱った小説に「不機嫌な姫とブルックナー団」(高橋英理著)がある
ここでは当然の事実として女性はブルックナーは苦手としている

ブルックナーは女性にウケない!が事実かどうかはわからないとしても
確信的に、直感的にそう思ってしまうのはなぜか?
という疑問が新たに浮かんでくる

女性の音楽、中島みゆきとか竹内まりあなどの音楽が
男にとっては少しばかり生理的に違和感がある(と自分は感じるのだが)のと同じ様に
この反対のことが女性の感情のなかで起きているような気がする

それは小さな子が、女の子はママごととか、人形遊びをしたりおしゃれをして喜ぶ一方
男の子は、消防自動車とか電車とか昆虫とかに夢中になるのと同じで
男と女は最初から出発点が違うという気がしてならない
もちろん、どちらが偉いとかには全く関係ないことで、単に感じ方が違うというだけのことだが

男と女の感じ方とか、感じるものの優先順位が違うことは、生物として良いことではないか
つまりは多様性は生き延びる可能性を増やしていく要素の様に思えてしまう

ということで堂々巡りみたいなお話

ブルックナーは男向けの音楽と思ってしまうことは間違いだ!
と訂正の指摘をされても、受け入れられないと思えてしまうのが実感だが
一体、それは何故なんだろう

ところで、女性にもウケそうなブルックナーの音楽もある
彼の珍しいピアノ曲
ブルックナー:秋の夕べの静かな思い(1863)白神 典子 2000






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グレン・グールドの聴き方の変化

2023年04月28日 09時43分47秒 | 音楽

昨日再放送されたNHKの「ピアニスト・グレン・グールドの世界」は
普段は夜にテレビを見ることはないが、時間も短かったので興味深く見た
このカナダのピアニスト、グレン・グールドはとても変わった人で
Youtubeなどの動画で見ることのできる演奏の姿は低い椅子に座って
猫背になりながら、うなりながら(キース・ジャレットみたい)
指揮するように、あるいは踊るように、そして何かに取り憑かれているように
自分自身の世界に集中しているように見える

彼の弾く音は一つ一つがはっきりと聞こえる
それは彼の好きな対位法がよく聞き取れるように演奏しているからで
彼は対位法の大家バッハが大好きでデビューレコードはバッハの
ゴールドベルク変奏曲だった
この演奏はピアノでこの曲を演奏する意味を問い直すような問題提起をして
一時期、とても話題になった

そんな噂を耳にした頃(高校時代)自分は平均律クラヴィーア曲集(1)を手に入れた
一番驚いたのは、演奏に変な音が混じっていることで
最初はレコードからでていると気づかずに、近くで何かの音がしているのだと思っていた
ところが唸り声が聞こえるのは確かにレコードからで
解説書を読むと彼は演奏中に唸り声を出すと紹介されていた

明らかに普通の演奏とは違うスタイルに短いあいだ彼に夢中になり
レコードだけでなく彼に関する本も手にいれた
彼は夏目漱石の「草枕」が愛読書だったらしい
どこか抽象的な雰囲気のある「草枕」がこの人に好まれるのは
なんとなく納得できる気がした

だが彼に共感を覚える時間は短かった
それは確かに独自の世界観と音楽世界を聞き取ることができたのだが
聴いていると、孤独でとても辛く思えてしまったからだ
モーツァルトのピアノソナタもテンポも独特で
スタッカートの多く声部のはっきりした演奏は、どこか楽しくなかった
ベートーヴェンの後期のピアノソナタも、演奏表現の多様性は認めるとしても
ベートーヴェンの達した世界を表しているようには思えなかった
つまりは、彼の閉じた世界に浸るのは辛いという気持ちが大きくなってしまった

実生活でもグレン・グールドは聴衆のいる演奏会は行わず、表現の機会は
レコード録音だけの閉じた世界に限られた

そうして彼のCDとかレコードから離れていたが、最近ひょんなことから
彼の演奏を聴き直してみる気になった
すると、昔感じた孤独はさほど感じずに
ただただ多様な表現方法があるものだ!なかなか良いではないか!
とだけが心に残った

つまりは自分の年齢を重ねたことによる聴き取り方の変化を自分が感じたということだ

このような自身の年齢の変化による聴き取り方の違いは
演奏ではなくて聴く曲の選択により現れている
今はチャイコフスキーの音楽はほとんど聴かない
マーラーも一部の曲以外聴く気がしない
歳とって許容範囲が狭くなってきているのかもしれない
若いひとのJpopも受け付けないというよりは全く関心がない

そういえば音楽に限らず、読書のジャンルも偏ってきているようだ
それは個性なのか、偏屈になっているのか、わからないが
歳を重ねるというのは、こういうことだと実感する


ところで、グレン・グールドの演奏で思いのほか好きなのは
ヴァーグナーのマイスタジンガーの前奏曲で、声部がよく聴き取れるのが心地よい
動画はこちら
Die Meistersinger von Nürnberg, Act I: Prelude (Piano Transcription) (Remastered)

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フール・オン・ザ・ヒル

2023年04月01日 08時49分48秒 | 音楽

4月1日、エープリルフールだ
子供の頃、嘘をついて良い日だと教えられた
誰でもわかる嘘に「私は嘘をついたことがない」があるが
「総理大臣の私が嘘を言うはずがないじゃないですか」
とかつて口にした人がいた
彼はこの世間の常識的な知恵を知ってて口にしたのか
それとも勢いだけで言ったのか、、

フールで思い出したのがビートルズの「フール・オン・ザ・ヒル」
アルバム「マジカル・ミステリー・ツアー」の中の一曲で
「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」「ペニー・レイン」
「愛こそはすべて」「ハローグッバイ」などのヒット曲の中に埋もれている

このアルバムの中に埋もれている曲の中で
もう一つ歌って気持ちよくて好きなのが「ユア・マザー・シュッド・ノウ」
あまり意味を考えて聴いたことがないが、ひたすら歌いやすくて楽しい曲だ
(自分はこの手のお気楽な歌が結構好きだ)

「フール・オン・ザ・ヒル」はセルジオ・メンデス&ブラジル66
によるカバーのほうがラジオでよく聴いた気もする
少し原曲と違った味付けで、リズミカルなテンポで歌われ
最後のフレーズを伸ばして歌っているのが印象的だった
これなどを聴くと作曲家としてのビートルズの力を再確認する

Youtubeにあがっているセルジオ・メンデス&ブラジル66のカバーは
The Fool On The Hill

オリジナルは
The Beatles- 02- The Fool On The Hill (2009 Mono Remaster)

なんとなく、この季節に聴くのはいい感じ

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ザ・ソング・オブ レノン&マッカートニー

2023年03月20日 14時17分05秒 | 音楽

個性とか癖とか特徴ってのは出てくるものだな!
と感じたのが、このレコードを聴いた時


レノン&マッカートニーが他人に曲を提供した音楽のアルバムだ
こんなレコードを購入したことはさっぱり忘れていた

帯に書かれている音楽家(アーティスト)はリンゴ・スター以外はほとんど知らない
でも興味があるのは、ポールメインの曲かジョン主導の曲かという点
アルバムに同封されたライナーノーツにはどちらの作った曲か書かれている

だがそれを読まなくても聴けば大体はわかる
ジョンらしいとかポールらしいとか
そうした個性とか癖とか特徴がにじみ出ている

楽曲は1960年代初めが多くて、ビートルズ後期の完成度が高いもの
というよりは、シンプルなロックぽいものが多くてライブバンドとしての
彼らの特徴が出ている様に思われる

音楽家の癖とか特徴
例えば、クラシックの作曲家では
ブルックナーのタンタンタタタというリズムとか
最後は高らかに終わりたいという気持ち
ショスタコーヴィッチでは5番の最終楽章を連想させるリズム
またやってると口に出てしまいいそうなチャイコフスキー
バッハの整然としてどこか理屈っぽい印象
こうしたものは、瞬間的に感じることができる

同様にポールの曲もなんとなくわかる
(ジョンは歌詞の方に特徴が出てるかも)
なんとなく流れが良い(良すぎる?)
全20曲のうちポール主導の方が多いようだが
彼の歌声を想像してみるといかにも彼が歌いそうな曲だと感じる

ジョンとポールのどちらが優れた音楽家か?
と言った不毛な問はしないことにしよう

どちらも傑出した音楽家に違いはない
同じ地区に同じ時代に二人が生まれて一緒に活動した
という事実が、奇跡のように思えてくる

ところで聞き流していたが印象に残ったのは
「愛なき世界」ピーター&ゴードン
「貴方のために」シラ・ブラック

他にも、いかにもらしい、、という曲はあったが
ビートルズのときほど一所懸命には作っていないような気も、、、



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なんと歌っているかわからない

2023年03月15日 09時05分26秒 | 音楽

普段、音楽の歌詞は余り気にしない方だが、気になって仕方ない歌もある

朝のひととき、テレビ朝日の羽鳥モーニングショーの音楽で
「Wake me up」という歌の歌詞がさっぱり聞き取れない
何回か聞けば意味の通じる歌詞がわかると思っていたが
今もってさっぱりわからないままだ
(ネットで調べると自分と同じような人が結構いるようだ)

こうなると少しストレスが溜まる
歌い手さんは、人が聞きとれないことを分かっているのだろうか?
テレビ局の人はこの問題をどう考えているのだろうか?
余計なお世話だが気になってしまう

今朝は、どう考えるというより、ずっと気になっていて
いつか声にしたい出来事を取り上げてみた

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大事なことは、そっとしか言わない

2023年03月09日 16時51分53秒 | 音楽

レコードプレーヤーがやってきてレコードばかり聴いている
やはり音楽に集中できる感じがする
レコードは針を落とす位置の確保で途中から聴くのがCDより難しいが
今日聴いたのは、K488第2楽章とK364の第2楽章
モーツァルト好きならピンとくる曲で
あまりモーツァルトを知らない人でもきっと魅了されてしまう曲だと思う

モーツァルトは聞き流しても心地よいが
一度耳を澄ますと思いもよらぬ発見がある
例えば、馴染みのモーツアルトのフレーズとか旋律を追っかけて
次がどうなるかを予想してみると、きっと外れてしまうと思う
つまり簡単な繰り返しは無くて、絶えずどこかが変わっている
それが生き生きとした効果を挙げているのかもしれない

でも、K488とK364はそれほど集中しなくても引き込まれる
それでも、この音楽の肝心なところは「そっとしか言わない」から
のんびりしてると聴き逃してしまう
両曲も美しいメロディなので、もっと何度も使えばいいのに!
と凡人は思うが、モーツァルトは使い古さない
大事なことは、そっとしか言わないし、一度しか言わない
感じる人が感じるだけ
そんなふうに突っ放されているような気さえする

これらの曲は何度も聴いているので新鮮さはなくなっているが
今日は、不意に涙がでそうになってしまった
モーツァルトは本当にいいな

紹介した曲はこちら↓↓

Hélène Grimaud – Mozart: Piano Concerto No. 23: II. Adagio

Mozart: Sinfonia Concertante in E Flat Major, K. 364 - 2. Andante

 

 

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3枚で1500円

2023年03月08日 09時19分33秒 | 音楽

めっきり車で外出することが少なくなったが
昨日は豊橋のオーディオショップまでレコードプレーヤーの支払いに出かけた

ところで、以前のプレーヤーとの比較を記憶のあるうちに残しておくと
一番の違いはオーケストラが大音響で鳴る時で
前のノッティンガムのプレーヤーはティンパニなどは
地の底から鳴るような音だったが、今度のはそこまでの迫力は無いが
そのうち慣れてしまうから不満とまでは行かないだろう

豊橋のオーディオショップには2階に中古レコードを販売しているコーナーがある
JPOPとか昭和歌謡が多いが中にはクラシックのレコードもある
そこで3枚選んで1500円を支払った

一枚目がミケランジェリの演奏するシューマンの「謝肉祭」
これはCDで持っているので両者の比較ができるし
CDを聴いていたときもいい演奏だな、、と思っていた


二枚目がミケランジェリとジュリーニの組み合わせでベートーヴェンの「皇帝」
ミケランジェリは好きなピアニストで、音自体が魅力的だ
ドビッシーの前奏曲などは曲が終わる瞬間の静寂すらも曲の一部のような印象だ
「皇帝」はそんなに好きな曲ではないが、ピアニストがミケランジェリなので
500円なら良いか!といったところ
(「皇帝」はなぜかフルトヴェングラー指揮とフィッシャーの組み合わせのはのは好きだ)

3枚めがオイゲン・キケロの一枚
キケロはクラシック音楽をジャズ演奏する音楽家で、メンデルスゾーンの「春の歌」とか
バッハの「マタイ受難曲」の一部をトリオで演奏したものを持っている
これも500円なら良いか、、と買い求めた

家に帰ると早速シューマンの「謝肉祭」を聴いてみた
いいなあ、、
第一印象はシンプルなこの一言に尽きる
CDで聴いていたときよりもニュアンスの込め方がより聴き取りやすくなった感じ

ということで、3枚1500円のお買い物は大正解!だったと思う
最近のレコードブームはいいことだが、そのために中古レコード価格が上がるのは嬉しくない
この価格帯で色んな曲、いろんな演奏の選択肢が多くあれば良いのだが、、、

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聴いて怖いと感じた音楽

2023年02月18日 09時06分59秒 | 音楽

人は他の器官と比べると目から入る情報が圧倒的に多い
だから音楽の世界でも音楽以外の視覚的要素が重要視される
昨今のグループによるダンスの多い音楽はその典型といえる

「歌がないとつまらない」
と楽器演奏の曲を聞いて口にした人がいる
彼女からすると人の声の直接感情に訴える力とか歌詞の力は
抽象的な楽器演奏の世界よりはわかりやすいために
そのように感じているのだと思われる

だが自分は視覚的要素とか歌詞があるほうが面倒くさくなっている
むしろ音の構成要素だけで成り立っている方が勝手に想像できるから
集中もしやすいし楽しめる

昨晩、一度聴いただけで怖くなって避けていた音楽を聴いた


シューベルトのピアノソナタ20番の第2楽章だ
彼の最後の21番のソナタはラ・ローチャ、伊藤恵さんライブで体験したが
ゆったりした楽章はまるで夢心地となるが
この20番のソナタの第2楽章アンダンティーノは怖い音楽だ
音と音の間隔が休符によってあいて耳は次の音を待つ
すると突然、深淵を体験させられるような強烈な和音が響く
それは美しいとか幻想的とかの表現では追いつかない
初めて聴いた時はただ怖い、、と感じて二度と聴こうという気にはなれなかった

晩年に作曲家がどのような境地に達するかを思えば
ベートーヴェンの晩年のピアノソナタは本当に静かな落ち着いた悟りのような音楽だが
同じ晩年でもシューベルトの表現しようとしたものは全く違う
それは混乱した頭の中の創造物なのか、それともロマン派初期の新しい試みなのか
専門家ではないのでわからない
ただ言えるのは、怖い音楽だということだけだ

もしかして、この曲が世間的に有名でないとか演奏頻度が少ないのは
人が普段の生活を送るためにはそのほうが良いと
知らず識らず防衛意識が働いているからではないかとさえ思えてくる

音楽を聞いて色々感じるというのは、結局は人の脳内で起きている出来事だ
外的にどこの脳の部分が働いていることは観察できても
その内容自体は本人しかわからない

しかし、この音楽を怖いと感じてしまったのは何故かと
ちょいと考えてみるのは面白いかもしれない
(どうでもいいことだが)


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交響曲のランク付けをしてみた

2023年02月07日 17時13分41秒 | 音楽

録画しておいたNHKクラシック音楽館の前回分を見た
プログラムはヴァーグナーの「ウェーゼンドンクの5つの詩」
ブルックナーの交響曲第2番ハ短調だ

この2つとも好きな曲で、ウェーゼンドンクの5つの詩」は
3曲目はトリスタンとイゾルデの第3幕の前奏曲
5曲目は第二幕の愛の二重奏曲の習作みたいなもので
こちらもなかなか良い

ブルックナーの2番は世間評価は大したことはないが
自分はずっと注目している大好きな曲でCDで違う演奏を幾つか持っている
この日の指揮者ファビオ・ルイージさんも2番の第三楽章(初稿版)は
8番のアダージョに通じるとして、この曲はもっと評価されていい
と言い切っていた(やっと自分の評価と同じ人を知った)

録画を見てるうちに、不意に世の中にある交響曲の番号ごとの
ランク付けをしたらどうなるかと思いついた

そこで早速やってみると
一番は
◎マーラーの一番「巨人」(まさに一番という可能性に富んだ曲)
○シベリウスの一番
▲ブラームスの一番(少し大げさで重すぎる)
△ブルックナーの一番

2番は
◎ブルックナーの2番(好きなものはしょうがない)
○シベリウスの2番(盛り上がりが効果的)
▲ブラームスの2番
△マーラーの2番(復活のあだ名は良いのだが、、いまいち好きとは言えない)

3番は
◎ベートヴェンのエロイカ(圧倒的にこれ)
○メンデルスゾーンのスコットランド(軽量級だが心地よい)
△マーラーの3番

4番は
◎ブラームスの4番(ブラームスの中ではこれが一番好き)
○ブルックナーのロマンティック
△チャイコフスキーの4番(世間的にはそうなんだろうが、、)

5番は
◎マーラーの5番(最初の2つの楽章が好き)
◎ショスタコーヴィッチの5番(まとまりはマーラー以上と思う)
○ベートーヴェンの運命
チャイコフスキーは苦手なのでどうしても選から漏れる

6番は
◎ベートーヴェンの田園でいいかな
△ブルックナーの6番(アダージョ楽章)
悲愴が外れるのはチャイコフスキーが苦手なので

7番は
◎ベートーヴェンの7番
○ブルックナーの7番(最初の2つの楽章が良い)

8番は
◎ブルックナーの8番(何が何でもこれ!)
△シューベルトの未完成(最近は数字が7らしいが)
ショスタコーヴィッチのも良いかも

9番は
◎ベートヴェンの合唱
○ブルックナーの9番
△シューベルトのグレイト
△マーラーの9番

交響曲を9つも作曲している人は少ないので、どうしても偏ってしまう
結局、ベートヴェン、ブルックナー、マーラーから選ぶことになるが
ベートーヴェンは別格として、ブルックナーを好きなのを改めて認識した

それにしてもブルックナーの2番
生で聴くことができると良いのだが、、

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ジョージ・ハリスン、好きな2曲(3曲めが出てこない)

2023年02月01日 19時51分35秒 | 音楽

今日もビートルズ絡みのネタ

最後の方になって作曲能力も開花したジョージ・ハリスン
ちょっと地味な存在だったが、妹は顔が好き!といってファンだった
彼女は面食いで、スポーツ選手等も顔で選んでいた

ところでジョージ・ハリスンの曲の中で好きなのはどんなのがあるだろうか?
と考えてみると、2つの曲はすぐに出てくる
一つはホワイト・アルバムのなかにある「While My Guitar Gently Weeps」だ
このヴァージョンはエリック・クラプトンがギターを弾いていて格好いい曲だ
ポールのベースも下支えしてロックのテイストが濃い

While My Guitar Gently Weeps (2018 Mix)

だが聴いてみると思いのほか良いのが、この曲のアコースティックヴァージョン
歌詞の内容からはこちらのほうがあっているかもしれない

While My Guitar Gently Weeps (Anthology 3 Version)

どちらもそれぞれの味わいがあって甲乙つけがたい

ジョージ・ハリスンのもう一つの曲は「バングラディッシュ」だ
子どもたちが飢餓に苦しむ状況を知って、ジョージ・ハリスンが友達に呼びかけて
チャリティコンサートをした時のテーマとなる曲で、疾走感と切実感が半端ない
中間部のレオン・ラッセルのピアノもすごく良い

George Harrison - Bangla Desh

さて3曲目を選ぼうとすると、これがなかなかでてこない
「something」は有名だが、個人的には先に挙げた曲ほど惹かれない
ただポール・マッカートニーのベースはものすごく良い
この曲を聴く時はポールのベース中心に聴いてしまう

話は変わるが、何かテレビでジョージ・ハリスンそっくりの男性(多分息子)が
仲間と「While My Guitar Gently Weeps」の演奏をしている動画を見た
別の動画ではポール・マッカートニーとジュリアン・レノンだったかと
一緒に演奏した動画も見たような気が、、、

こんなのを見ると、ビートルズのメンバーの子どもたちが集まって、
オヤジたちの曲をやってくれないかな、、と思ってしまう
(音楽関係者の誰か言い出さないのかな)

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