パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

アバドは変わったかも?

2007年01月22日 21時57分36秒 | Weblog
NHKのFM番組(クラシック番組)を途中から聞くのは
結構楽しめる事柄だ。
知らない曲の場合は、作曲家は誰だろうか?とか
この作曲家どの国の人だろうか?
また、曲を知ってる場合は
この演奏家は誰だろうか?
どこの国の人か?
年齢はどうだろう?若い人か?大家か?
そんなことを勝手に想像して楽しんでいる。

ずっと以前、もっとクラシック音楽を頻繁に聴いていた頃は
これが結構当たった
何故だか知らないけれどオーケストラやピアニストの国籍は
なんとなく分かった
音色が違ったのかもしれないが、今よりもっと地域ごとの
音色の違いがあったような気がする

ところで今日、帰宅時のNHKのFMで
マーラーの6番、悲劇的をやっていて
第2楽章の途中から車の中で聞いたのだが
誰がやっているのか新聞でも見てなかったので
久々にいろいろ想像してみた

まずはこの演奏は確かにライブの演奏だと感じた
静寂の密度が濃くて
ライブでしかできない演奏の味わいのように思えた

そして指揮者、これはヨーロッパ人だろう
ヨーロッパの歴史を背負った人の演奏だと想像した

さてオーケストラは?中欧のオーケストラかな
指揮者の年齢は比較的若いかな?

演奏自体は自分の好きなほうに入るかな!等など
好き勝手に思ったのだが
家に着いて新聞の番組欄を見ると
クラウディオ・アバド指揮
ルツェルン祝祭管弦楽団演奏会とあった

意外!が
正直な感想だ。
アバドは実演ではウィーンフィルでベートーヴェンの5番、6番
聞いたのだが、その時はフレーズをかっちりする人で
端正だけど、、、と思ったし
レコードで聞いたマーラーの2番も緊張感はあったものの
自分は好きじゃないなと思ったのに
今日はいろんなものを受け入れているみたいな
懐の大きそうな、やはり端正な演奏だった

年齢を加えるということは
人を変えるものだ
アバドはいい歳のとり方をしたのかな
と思ってしまった


コメント
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