パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

バックグラウンドミュージック

2011年06月22日 20時05分59秒 | Weblog

家具のような音楽を!

と言ったのはサティー(だったかな?)

どんな意味で使ったのか知らないけれど

現在は有線で様々なジャンルの音楽が

それこそオフィスや店舗で家具の類の扱いで流れている

 

真面目に聴かれることを前提としていない

聞き流し、ないよりあった方がいいくらいな扱いで

音楽が消費されている

 

そこにはバッハもモーツァルトもベートーヴェンもショパンも

同列に、ただチャンネルの決定権のある人が気分次第で、、、

 

だがこの聴き流すのを目的とされた音楽でも

その音楽を知っている人には案外聴き流すことは難しい

ついつい音楽の先を追ってしまい感情移入してしまう

 

軽快に流れて抵抗感のないモーツァルトの音楽でも

よく聞くと楽器間、フレーズの受け渡しや微妙な変化が

とても面白いし、バッハは綿密すぎてチョットしんどくなったり

ベートーヴェンは感情を鼓舞されるようで

ただ聴き流すことはできない

 

ということは、知らない音楽のほうが

バックグラウンドミュージックとしては向いている事になりそう

でも聴き流すだけの音楽なんて

ちょっと勿体無い

と思うのは余計なお世話か?

コメント
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