パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

あの感覚が好きなんだろうな(ポール・マッカートニーで好きな曲について)

2018年10月27日 07時46分06秒 | ポール・マッカートニー

モーツァルトとかブルックナーの話を人とする時、会話の一つ一つ(例えばどの曲が好き?)で
その人が彼らをどのくらい好きなのかを分かるような気がする時がある
有名なタイトルの付いた曲を好きというのは、確かにタイトルの付いた曲は名作の評価があるので
その気持はわからないではない
でも特に意識的に定番外を探すわけではなくても、あまり有名でない曲をあげる時
その気持わかる、、あの部分、あの感覚が好きなんだな、、
と自分の意識に照らし合わせて妙に納得する

昨日、ポール・マッカートニーのライブに出かける予定のある人と話す機会があった
そこで意地悪するつもりではないが、どのくらい好きなんだろうと興味をもって
ポールの中でどんな曲が好きか?と尋ねてみた
すると、難しいな、、、だが実はちょっとした小曲が好きなんだ、例えばジャンクとか
ユア・マザー・シュッド・ノウとか

あまり有名でないジャンクが出てくるとは、、少し驚いた
でもその気持は分かる
センチメンタルで大したことを歌ってるわけではないけどなんか心に残る曲で自分も好きだ
またユア・マザー・シュッド・ノウは歌いやすくてとても気持ちいい
ポールを好きな人は、こうしたあまり有名でないちょっとした曲を好きかも知れない
(と自分は思いこんでいる)
ポール・マッカートニーが大好きと公言する藤田朋子は「アイ・ウィル」が好きだという
アイ・ウィルってどんな曲?
多くの人はそう思うかも知れないが、自分は、その気持よくわかる
ポールを好きな人はなんとなく納得できる心地よい感覚を得ることができる曲だ

その人との会話ははずんで「レッドロードスピードウェイ」のアルバムことになった
あまり好きではなかったが最近聞き直してみたら、案外良くて見直した(自分)
あれはB面のメドレーのところが良いんだ(その人)
やっぱり同じように感じている、あの感覚が好きなんだ
アビーロードのメドレーほど純度も完成度も高くないけれど、それでも音楽的な楽しみは
あのメドレーの中にも感じられる
(財津和夫のチューリップのアルバム「テイクオフ」にもこのメドレーの発想を採用した部分がある)

音楽を言葉で語ることが難しい
ここの部分が心地よいと言っても、それは万人が感じられるものではない
ところがあるグループは、みんな同じようにその部分を心地よいと思う
その心地よいと感じる感覚は、生まれつきのものなのか、それとも訓練・経験で得られるものか、、

ということで、毒にも薬にもならない話
でも間違いなく、同じように感じているんだろうなと言う実感は間違いないと思ってしまう

コメント
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