またもやビートルズ絡みの話
赤盤・青盤を聴いてつくづく感じるのは録音された音楽の完成度の高さ
どんな曲もそのところが好き!という部分はあるもので
すぐに思い浮かぶのは赤盤の「Girl」と「And I love Her」と
青盤の「Fool On The Hill」の主となるメロディ以外のところ
「Girl」では曲の後半からギターの雄弁なフレーズが
メインの声とまとわりつくように絡む
この部分を聴いていると、声よりもギターの音の方に気が行ってしまう
このギターの対旋律はこの他に、これと同じ音を2回演奏する部分もあって
それとの兼ね合いも面白い(下の動画の1分30秒あたりからと2分くらいからのところ)
Girl (2023 Mix)
「And I love Her」のお気に入りの部分は、
分散和音で繊細にアコースティックギターが絡むところ
この音色のなんとチャーミングなことだろう
And I Love Her (2023 Mix)
そして「Fool On The Hill」はリコーダーのメロディが好きだ
主旋律を奏でるところではなくて、全く伴奏となっているところ
まるでモーツァルトの20番のピアノ協奏曲20番の
シンコペーションの特徴的なフレーズが流れる中
バイオリンが新しい旋律で奏されるところとよく似た感じで
才能のある人は同じようなことをするものだ、、と思ったりする
The Fool On The Hill (Remastered 2009)
ということで、のんびりした土曜日のお気楽な好きな部分の紹介