月木の近所の子らとの小学校校門までのウォーキング
気になるのは全員いるかどうかだが、のんびり屋さんは約2名いて
今年の班長さんは時間がくると彼らをおいて出かけていく
今年の9月からブラジルをルーツにもつ二年生の男の子が
この通学の仲間に入ることになった
彼は日本語が全くできず、いきなり小学校に放り込まれた形になるが
新城市には「プレ教育」というシステムがあって
日本語が使えない子供には授業の時間を割いて
専門の先生によって日本語勉強をすることになっている
専門の先生は新城小学校と千郷小学校に各一人づついて
我々の東郷西小学校にはいないが、どちらかの小学校から
火曜日、水曜日、木曜日にやってきて一日3時間分(?)教育していくそうだ
校長先生の話によると子どもの成長は目を見張るほどとのこと
でも、上手くやっているかどうかが心配だ
それで月木の登校時に彼の表情を観察する
元気か、機嫌が悪くないか、生き生きとしているか
学校へ行くのが苦痛でなさそうか、、
そこで挨拶だけでなくいろんなことを質問してみる
でも残念なことに質問に対する答えは、答えになっていない「うん」とか
少しわからない音の場合が殆どだ
最近はこの子とできるだけ話して歩くことにしている
本当は一年生のチンプンカンプンな答えが返ってくる女の子と
おしゃべりをしたいところだが、しばらくはこの男の子と話すことにしている
それは、彼に「自分のことを心配している人がいる、一人ぼっちじゃない」
ということを実感してもらいためだ
彼とは校門でハイタッチをして「頑張って!」と送り出す
それが日常になっているので、先日夕方にお母さんと一緒に歩いている彼を見つけると
挨拶がてら手を差し出すとハイタッチに応えてくれた
その時の表情は緊張感もなく、穏やかだ
また先の月曜日は一緒に学校に行くように彼の家のドアフォンを鳴らすと
お母さんが出てきて「ありがとうございます」の言葉をもらった
なんとなく、自分思いは通じているのだろうな、、と感じた
「明日は終業式なので今年の挨拶すいしん運動は今日が最後です」
校長先生が校門に並ぶおじさんたちに(おじいさんが多い)声をかけた
小学校の予定表はもらっているが、いざこうして聞いてみると
もうそうなのか!と驚く
ブラジルをルーツにもつLくんもやっと4ヶ月
歩くのが速くなった一年のKちゃんもこの間、誕生日を迎えたばかり
しりとりの大好きだったMちゃんは最近しりとりのお誘いがない
マイペースを崩さない男三人兄弟の末っ子くんは何があっても動じない
「忘れ物ない?」と聞くと「ない」と答える割にはいつも校門で忘れ物に気づくHくん
二年前は手を繋いで登校したAちゃんは、すっかり女の子らしくなって
いつもひとつ上の男の子を叱っている
聞かれたことにだけ応えるおとなしい女の子のRちゃん
班長さんは余分なことを一言も発しない
そんな彼らと今度会うのは来年
少し寂しいな!と思ったりする
校門で分かれる時に校長先生や仲間に定番の「良いお年を!」
と声をかけたが、まだなんとなく気分が乗らない感じ
(大掃除も済んでないし)