コロナの状況も気になるがアメリカの混乱も気になる
どうせなら何かを経由してではなくダイレクトに向こうの情報に接したい
だが、残念なことにスラスラ英語が読めて理解できるわけじゃない
そこであれこれ調べてみるととても便利な方法が見つかった
まずはパソコンでグーグルクロームを立ち上げる
次にアメリカのウェブサイト(例えばUSATODAY)を立ち上げる
ページが開いたら画面のどこかを右クリックすると
「日本語に翻訳」という文字が出てくる
それを選べばあとは見るだけ、、、とても便利だ
(ドイツ語のページでもできた)
アメリカで気になるのはディープステート(DS)の陰謀論
どういうわけか、いつの時代にも、どの地域にも陰謀論は生まれてくる
ヨーロッパでは「シオン賢者の議定書」と呼ばれる
ユダヤ人が世界支配を目論んでいるとする内容の偽書が現れて
ヒトラーのユダヤ人虐殺に影響を与えた
陰謀論が何故、それほど信じられやすいか?
それはそれに接した人が単に信じやすいだけでなく
その内容を(事実を、あるいは背景を)知らないからではないのか
自分の知らないことは誰かに聞いてそれを信用するしかない
ある人は自分が知らない情報をとても良く知っている
その情報はどこか感情を揺り動かす(特に怒りの感情を刺激する)
少しばかり疑わしいかもしれない、、と思っても
畳み掛けて話されることで、自分が知らないだけかもしれない
と思うようになってしまう
彼の周りには彼と同じ様な知識を持っている人がいる
知らないのは自分だけで、本当は彼らの言ってる通りかもしれない
知らないでいたのは恥ずかしい もっと深く調べなければ、、
そしてその仲間の世界に入ってしまう
だがいつになってもその仲間の上層部の情報量には届かない
上の連中は自分の知らないことを、いつもいくつも知っている
こうした情報のヒエラルキーを作るのはハンナ・アーレントの「全体主義の起源」
にも紹介されていた
情報は知る人だけが知るだけで、知ってる人が特別の存在で、彼は無条件に
従うべき、信じられる人物とみなされた
だが冷静に見れば、まずよく知っているとされる人の言い分がまともかどうかを疑ってみる
自分の知らないことなので否定はできないかもしれないが、とりあえずこの人物の素性とか
交友関係を調べてみる
すると多くのことが示唆される
盲信しては危なっかしいことになると、、、
日本でもかなりの信者がいるとされるディープステート陰謀論
これが信じるに値するかどうかは、それを公言しているメンバーの顔ぶれを見ると判断できる
すると不思議なくらい何かを支持する人たちと被る
そしてそれは、普通の人ならひいてしまう(と思われる)極端な主張を繰り返す
彼らにとって事実は関係なく、自分たちの思い込むことのみが真実となっている
こうなると、もはや討論はできる状態ではなく、ただ一方的に自分たちの言い分を
繰り返すだけとなる
まさに、アメリカで起こっていることだ
こうした状態を招いたのはSNSと言われるが、確かにそうだろう
この空中戦のような戦いは、誰もが参加できる
そしていつの間にか真実でなくても、数が多いほうが勝ち、、
とする傾向が広がってしまった
社会の分断からの回復は想像以上に時間がかかるかもしれない
感情の分断は理性による分断よりも厄介だからだ
アメリカの分断は、ここ日本でも他人事とは見ていられないと思う
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