パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

脳を司る「脳」(の本)とZOOMによる講演会

2021年02月10日 08時31分49秒 | 徒然なるままに

月面直陸をした宇宙飛行士は、宇宙空間にポッカリと浮かぶ地球を眺めて
その球体の中に何億もの人間がそれぞれ別々の生を営んでいる事実に
驚きと恍惚とした神秘感に襲われたらしい

またある脳学者は、脳の標本を手にしてわすか1キロほどの物体の中に
人間のあらゆる記憶、知識、感情、経験がおさめられていることに
同じように恍惚とした神秘感に襲われたとのことだ

これらの感覚はなんとなくわかる
フト気づくと世の中には本当にいろんな不思議に満ちている

脳とか記憶の不思議は自分も常々感じていて、今年最初に読んだ本は脳に関する本だった

脳を司る「脳」(毛内拡 著)
この本は心理学的なアピローチによるものではなく、生理学的な内容だ
物理的なあるいは電気的な変化を研究し、その起きる場所とかメカニズムを
事細かに説明している
よく耳にするニューロンとかシナプスのあたりはなんとなくついて行けても
その先のカルシウムイオンとかグリア細胞とかアストロサイトなどの言葉が
出てくる段階になると、高度に専門的なため大枠のイメージはできても
理解したとまではいかないのが現実だ
ただし、本を読んでいて興奮するとか、面白かったという実感は残る

先日、この著者の故郷の函館でZOOMを用いた講演会が行われた
現場会場とZOOMの参加者の2つの観客を相手にしたものだが
最近リモート勉強の手伝いで使い始めているZOOMの使い方を
実体験するのと、この講演自体の興味のために参加を申し出た

参加はメールで参加予約をしておいたところ、
前日にミーティングIDとパスコードがメールに届いた

参加をしてみると、なるほど多人数の場合はこう映っているのかと納得
ビデオ停止とかミュートを触ると自分の状態の変化がわかる
右上に映った参加者の顔とか名前も見えなくする方法とかも
なんとなく分かってきた
講演中にチャットで2つほど質問をしておいたが、講演が終わって
フリートークの時間にこの質問に答えていただいた

講演は本の内容と同じだが、流石に本人の口から説明を受けるとわかりやすい
本を読むということと、講義を受ける(授業を受ける)というのは全く別物だと実感する
ただし本人の講義内容が理解できたかどうかは、前提となる知識が圧倒的に不足しているので
残念ながら聞いただけの記憶に留まっている(仕方ない)

新しいことを覚えたり経験することは、田舎でも年齢を重ねてもこのようにできるのだ
と改めて実感した

ところで、ZOOMによる遠隔授業とか勉強は案外現実的かもしれないとの印象を持ったので
今後、子どもたちともっと続けていったほうが良いかもしれない
とりあえず、今週の金曜日に予定してるが、、

 

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