岐阜市に出かけた
個人的な思い出巡りの旅、見たかったのは2つだけ
昔一時期下宿した家 が今はどうなっているか確かめたかった
バス停の名は覚えている
一年ですぐ引っ越したが、その下宿は魚を扱う家の横手から入って
二階の6畳が自分の部屋だった
市電の音がうるさいかもしれないけど、すぐに慣れる
そんな話を思い出した
バス停を降りると当たり前だが記憶の中の風景と随分違う
だが、見つけた
ここに間違いないはずだと家の前にいた男性に話しかけたが
その人の語るこの家の苗字も古い記憶を思い出させた
ずい分前に無くなってしまった市電、バス停近くにあったうどん屋さん
そして今の話など知らず知らずハイテンションで会話したかも知れない
見たかったもの、そのふたつ目は歴史的な家が並ぶ通り(川原町)
先ほどの家からそんなに離れていない
先日の馬籠でも気持ちがしっくり来たが、こういう風景を見ると
本当の文化とは何なんだろうと思いとどまらずにはいられない
便利な方がいい
暮らしやすい方がいい
でもそれらを可能とした上で、統一された落ち着きもほしい
商業施設ではなく人が住む建物、それが醸しだす雰囲気と空気感
あまり高すぎない町並みは空も大きく見える
豊かさってなんだろう
ちょっと考えさせられる