個性とか癖とか特徴ってのは出てくるものだな!
と感じたのが、このレコードを聴いた時
レノン&マッカートニーが他人に曲を提供した音楽のアルバムだ
こんなレコードを購入したことはさっぱり忘れていた
帯に書かれている音楽家(アーティスト)はリンゴ・スター以外はほとんど知らない
でも興味があるのは、ポールメインの曲かジョン主導の曲かという点
アルバムに同封されたライナーノーツにはどちらの作った曲か書かれている
だがそれを読まなくても聴けば大体はわかる
ジョンらしいとかポールらしいとか
そうした個性とか癖とか特徴がにじみ出ている
楽曲は1960年代初めが多くて、ビートルズ後期の完成度が高いもの
というよりは、シンプルなロックぽいものが多くてライブバンドとしての
彼らの特徴が出ている様に思われる
音楽家の癖とか特徴
例えば、クラシックの作曲家では
ブルックナーのタンタンタタタというリズムとか
最後は高らかに終わりたいという気持ち
ショスタコーヴィッチでは5番の最終楽章を連想させるリズム
またやってると口に出てしまいいそうなチャイコフスキー
バッハの整然としてどこか理屈っぽい印象
こうしたものは、瞬間的に感じることができる
同様にポールの曲もなんとなくわかる
(ジョンは歌詞の方に特徴が出てるかも)
なんとなく流れが良い(良すぎる?)
全20曲のうちポール主導の方が多いようだが
彼の歌声を想像してみるといかにも彼が歌いそうな曲だと感じる
ジョンとポールのどちらが優れた音楽家か?
と言った不毛な問はしないことにしよう
どちらも傑出した音楽家に違いはない
同じ地区に同じ時代に二人が生まれて一緒に活動した
という事実が、奇跡のように思えてくる
ところで聞き流していたが印象に残ったのは
「愛なき世界」ピーター&ゴードン
「貴方のために」シラ・ブラック
他にも、いかにもらしい、、という曲はあったが
ビートルズのときほど一所懸命には作っていないような気も、、、
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