パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

37年ぶりのリンツとウィーン

2013年06月16日 21時04分59秒 | 旅・旅行
37年前と同じコースをとっている
リンツはブルックナーがらみの聖フローリアン教会


ここでお婆さんに教会内は静かにしなくちゃいけない
天井にキリストの絵があるのは、神様は偉くて人間はずっと下の方にいなくちゃいけない
と説明を受けたが、しばらくしてブルックナーの9番の第3楽章の冒頭部分がどこまでも旋律が上昇して行くのが急に理解出来た気がした

オルガンの下にはブルックナーの棺が埋葬されている


教会の中の椅子に座って20分間
頭の中では第3楽章がなりっぱなし
起きているような眠っているような
それはそれで神秘的な体験だった

リンツからウィーンヘ
ホテルに荷物を残してシュテファン寺院の近くの繁華街へ
するとまるで奇跡のよう
37年前に寄ったコーヒーショップを発見!

シュテファン寺院の近く、オペラタイトルの店名で、しかもカップに粉が残るようなコーヒーそんなことをずっと覚えていた

こうなりゃ美味いまずいは関係なく行かなきゃ!
ということで店に入った

店員さんは若い人ばかり
昔ここにきたことがあるのですよ
と声をかけることも出来なかった

それにしても、37年前と同じ場所を巡った今日は、特別な一日となった


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ミュンヘンと言えばビール

2013年06月14日 05時16分08秒 | 旅・旅行
アルコールに強い方ではないので
それほど飲むつもりはなかったけれど
せっかくなので、ホテル近くの食堂でいただきました


ビールは香りが爽やか、そして甘い感じ 銀河高原ビールと似た感じ

一気にゴクゴクと飲むより、少しずつ味わいながら飲んでいく、そんなに冷えてなくても気にならない

おばさんが勧めてくれたバイエルン地方のソーセージ料理、その量の多いこと多いこと

この店は駅の近くで、知名度などは知らないけれど、おばさんが気さくな感じで有名じゃなくてもまたここに来ようかと思ったりした

それにしてもフランクフルトよりミュンヘンの人の方が親切っぽいのは気のせいなんだろうか


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ドイツにて

2013年06月13日 07時53分11秒 | 旅・旅行
今はミュンヘン
昨日はフランクフルトからハイデルベルク
今回の大きな目的のひとつフルトヴェングラーのお墓参りにいって来た
昔と同じようにインフォメーションで場所を聞いて
結局、なかなかわからずにそこにいたお婆さんに聞いて何とかたどり着いた


見つけにくいのは、あまりにもひっそりとしてるから
インフォメーションでも若い人はフルトヴェングラーが誰なのか知らないようだった

道を聞いた老婆が偉大な指揮者だと言ったのが救われる

それにしても、この忘れられたような様子はどうだろう
花が綺麗だったから、誰か管理してるのだろうけど
行った事がないからカラヤンのとは比較できないけど、現在のフルトヴェングラーの評価は年末の第9の時しかされないみたい
全てが商業的な側面からしか今のこの世は回っていかないみたい

あまりにもひっそりとしてるから、そこで20分程ベンチに座って目をつむって時間を過ごした

残念ながら昔のように彼の指揮する演奏は聴こえなかった
でも、鳥の声が、マーラーのさすらう若人の歌のような鳥の声が、ここかしこから聞こえてくる

それはまるでメシアンの音楽のよう
何種類もの鳥が鳴いている
まるで忘れられたフルトヴェングラーを見守るように
そこに居た20分間は、今の自分にとって充実の時間だった

近くに水道とジョウロがあったから、こちらではしないかもしれないけど、墓石に水をかけて手を合わせた

そして、もう来れないと伝えようとした時に、急に泣きそうになってしまった

次に会う時は彼方の世界で

そんな思いで静かな場所を後にした

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旅行に持参の一冊は?

2013年06月08日 21時16分53秒 | 
3日後に控えたドイツ・オーストリア旅行
だいたいの準備は終えたところだが
1つだけ決まらないものがある

それはこの長旅に持参する一冊
飛行機は絶対退屈するし、向こうに着いても
二三日すると活字が恋しくなるのは
目に見えている

今でも覚えているが37年前持参したのは
北杜夫の「木霊」
ちょうど主人公のドイツの旅の話もあって
感情移入がしやすく、しかも「幽霊」の第2部的な
要素もあってホント大事に読んだ

さて今回は
候補はないではない
漱石の「明暗」
辻邦生の「西行花伝」
「萬葉集」
現代語訳の「源氏物語」
リースマンの「孤独な群衆」
しかし、今ひとつ決定的なものがない

小説類よりは部分的に読めるジャンルのほうがいいのかな
とか
この際覚悟を決めて長編に挑戦するか
とか
とにかくギリギリまで迷うのだろうな

ホント、何にしよう?


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観客はサポーターになっているか

2013年06月06日 20時45分59秒 | サッカー
先日のオーストラリア戦
入場券の倍率は数十倍だったとか
それにしても若い女の子が多いと感じたのは
自分だけだろうか?
そしてその分サッカーに詳しくない人の応援
という事になってしまわないかが
試合前の不安だった

サポーターは12番目の選手というが
あの試合それが果たせていたか?
大観衆の中、同じ気持で見ていたのは理解できる
しかし、サポーターとして機能していたかは
どうなんだろう

もちろんいろんな応援の仕方があっていい
日本のように誰でも楽しめるイベントのような
楽しみ方があってもいいのだが、、、、

それでも何か割り切れないものが残る
やっぱり、彼女に珍しい体験をさせたくて
デートの場所としてあの場所を選ぶ人より
目一杯サポーターとして応援したい人が
あの場所にはいて欲しい

この意味では、メディアの扱い方にも問題がある
サッカーの視点と言うよりは
芸能ネタの扱いでスターを取り上げる
選手のどこがすごくて、どのプレーに注目すべきか
という点よりは、もっと別のキャラクター部分が
異常にとりあげられる

サポーターの役割ができているのは、やはりレッズかな
少しこわい感じがするけど
あれは確かに応援としての機能は果たしているように見える
そしてイングランドもあんな感じのサポーターが多い

ピンチの時は精神を鼓舞するような
勢いに乗った時には畳み掛けるような
良いプレーの時には称賛の合図を
それがサッカーを見に来たサポーターの役割

もっとも皆が応援するために来るわけではないが
最終予選のような試合は出来る限り
心底サポーターのメンバーに入場券は
当たるようにしてほしいものだ

ところで例の渋谷のスクランブル交差点に封鎖
そこでは警備の警察官の素晴らしいマイクパフォーマンスがあり
それがYoutubeにアップされていた



これはすごい
うまいことサポーターという言葉とアドリビを聞かせて
うまく誘導している

この日、警官の人も本当はテレビ観戦したかっただろうな
でもこうして評価されれば少しは報われた気が
するのかもしれない





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無理やりスターをつくる必要はない

2013年06月05日 20時46分07秒 | サッカー
昨日のワールドカップ最終予選の余韻が
自分の体(寝不足)だけでなく
メディアにもあふれていた一日だったようだ

一日の時間を置くと少し冷静に振り返ることができる
岡崎は疲れていた感じ
長友もいい時の彼じゃない
本田も体は重そう
フィジカルのコンディションがよさそうなのは香川の印象

それで香川が点でも決めれば万々歳だったが
前半はトラップミス、ワンテンポ遅いシュートタイミングで
結果を出せなかった
ただあのループ気味のシュートは良かった
あれが入るとキーパーのリズムも狂いそう

しかし、結果は本田に持っていかれた
結果が伴っているとかいないとかの問題ではなく
存在感・安心の差が現時点では存在する

本田はロシア、香川はマンチェスターユナイテッド
このチームの格の違いで彼らもそのくらいの差があるように
一般人は思ってしまう

プレースタイルが違うから無理やりどっちが優れているとか
比較することはないが
問題はメディアの騒ぎ方

香川は使われるタイプで一人で全部やってしまうタイプじゃない
なのに中村俊輔の10番のイメージを専門誌ではないメディアは
よく理解しない上で大騒ぎする

香川の時代はいつか来るかもしれない
本当にここぞという時に得点するような
しかし、今はまだ印象としては2番手
得点の感じ、たくましさは日本のこのチームの中では
本田についでは、岡崎のほうが可能性を感じさせる

ということで、何が言いたいかといえば
メディアはもう少し香川をゆっくり見守るべきということ
本当に活躍し始めてから(プレミアでもスタメンを確保し得点した時点から)
騒げばいい
妙にブランド信仰で騒ぐと彼のためにもならない

スターはつくられるものか?
発見されるものか?

こんな問題はメディアはどうでもいいことなんだろうな
騒ぎに乗った方が勝ち
ホントはそれじゃいけないのに
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本田のPK

2013年06月04日 22時17分15秒 | サッカー
ワールドカップ最終予選 オーストラリア戦

少しアンラッキーな失点
このまま終わる雰囲気ではないと思ったが
余りにも時間がない
しかし、日本にもラッキーなPK
前回のオーストラリアのPKよりもはっきりしたPK判定

さて誰が蹴るのか?
大変なプレッシャー
PK職人の遠藤がいるけれど
今日はテクニックの部分が主体の選手では入らないと思った
気持ちの強い人間の蹴ったボールしか入らない
こじ開けるような気持ちのない選手では入らない

しかし、ここで外したり止められたりしたら、、、
不安は人間誰でも持つに違いない
彼が外したら仕方ない
そして自分でも真ん中に蹴って止められたら仕方ない
と思ったらしいが、結局本田が蹴ることに

ど真ん中
アジアカップの一本目と同じ
しかしそのキックの強いこと
ズドーン
それは気持ちのこもった一発に見えた
そしておそらくこの弾道のキックは彼にしか出来ないものだろう

結局1-1の引き分け
日本が勝っても変ではないゲームだったが
最後の軸足の踏ん張りがない感じで
シュートはこじ開けることが出来ず
こんな時は香川のループ気味は良いアイデアだったかもしれない

何れにしても今日のハイライトは本田のPK
これで彼はまた貴重な経験を積んだことになる
願わくば、たくましい第二の本田が出てくることをん願うが
そう簡単には出てこないだろう

しかし、この試合を見ていたスカウト陣は
本田のPKは真ん中に蹴るという情報を手にしたのではないか
心配になってしまったのは杞憂なのだろうか?
随分幸せな心配なのだけれど
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あと一週間

2013年06月02日 20時36分09秒 | 旅・旅行
37年ぶりの海外旅行がもうすぐだ

6月11日 10時半  セントレアを出発
フランクフルト~ハイデルベルク~ミュンヘン~ザルツブルク
~リンツ~ウィーン
そんなにハードな日程ではないが、なにせ一人旅
英語もドイツ語もイマイチ
なんとかなるでしょうのノリ

このコースは特に狙ったわけではないがお墓参りコース
ハイデルベルクはフルトヴェングラーのお墓に行って
リンツはブルックナーのお骨が埋まっているザンクトフローリアンへ
ウィーンはベートーヴェンのお墓とモーツァルト縁の地へ行くつもり

自分は信心深いわけでも、祈ることによって何かを期待するタイプじゃない
でもこのような場所に行くことにしているのは
単に前に行ったことがあるから
そしてその時との心の比較をしてみたいと思ったから

街も人も変わったに違いない
(ウイーンはあの当時地下鉄はなかった)
そして自分も変わった
良いのか悪いのか
そうせざるをえなかったとしても
自分を省みる意味での旅にするつもり

それにしても若いうちは若気の至りで
済まされることが、今の年齢では
「何やってんだこのおっさん!」
てなことになりそうなところが少々つらい

しかし、反面自分の中に眠っていた工夫する力が
試されそうなのも、楽しみ!

いずれにしても、あと少し
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