季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ぬくぬく冬籠り

2013-02-20 20:39:24 | 暮らし Daily life
外は寒い。
今は休む期間にしているので、ゆるゆる暮らしています。

ハリーポッターを1巻から読んでいるけど、やっぱり面白い。
J.K.ローリングがどんなにすごいかわかる。

1巻しか読んでなかった時は何も引っかからない所でも、最後まで読んだ今もう一度読んでみると思わぬ仕掛けがいっぱいあって驚くばかり。最後の方で活躍するものや人たちがこんなに始めにもう出ているのがすごいと思う。
文章もさすがに英語の先生だけあって単語が豊富。微笑むってのだけでもbeamingと grinedと微妙に違ったりする。この使い分け。この後読んで行くと「胃」に関する表現だけでもものすごくたくさんあるって前に読んだときに思った。ねじれるとか氷をぶち込まれたようにとか…。
人の描写も細かくて具体的なので目に浮かぶようだ。物も。
読んでいるとその人や物が目の前に現れる気がする。ニードルフェルトで作ってみたくなる。

次々と楽しみで読んでいます。

一方で肩の凝らない本を図書館で借りて来たりする。
もう一度読んでみたかったムーミンシリーズとかロアルドダールの本とか。
ムーミンは今の心境にぴったりな「ムーミン谷の冬」だ。あれが好き。あんなふうに毎年寒くなると籠りたいと思ってしまう。

あまり力のいる事はしないでゆっくりして、元気が盛り上がってきたら何かしようっと。

冬籠り。出来る事が幸せ。


そんな事をしながらもつらつらといろいろボーっと考える。
今日思ったのは一つは「いろいろあって…」。
突然なんの前触れもなくたいへんな事がいっぺんに身に降りかかってくることってある。

これがこの前聞いた人に当てはまるかはわからないけど、いろいろあるって本当に大変な時には起こらない(感じない)ような気がする。
アルコールの人たちの事で言ったら、飲んでる時は大変な事が起こってないと言うけど本当はたいへんな事を感じないようにアルコールで麻痺させているだけで毎日その人の周りや暮らしや体は修羅場だ。
それがアルコールが抜けて自分を振り返って落ち着いて元気になってきた時なんかにそう言ういろんなことがいっぺんに起こったりすることがあると聞いたことがある。
だからいろいろあると感じるのは元気な証拠なのかもしれない。健康な感覚が戻ってきたと言う事かも。
そして横にどけていた宿題が元気になったことで不意にポンと渡されたりするのかも。
苦しいけど。

もう一つは「心配いらない」。
しばらく前からこれを繰り返し思うようになったんだけど、もし私が過去の私に会いに行けるなら言ってあげたい事がある。それは「大丈夫、心配いらないよ」と言う事だ。
いつも思い通りにならなかったり、来ない先の事を心配したりして随分なエネルギーを使ってきたものだ。
そのどの窮地や心配を考えても今振り返ってみるとどうにかなってるし、思い通りにならなかった事が幸いして良い事に繋がっていたりする。却って心配しすぎる事で状況や体調を悪くすることの方が多かったと思う。
だからほんとうに心配要らないと言ってあげたい。
あのエネルギーを違う方向に使ったら、さぞかし楽しい事がもっと出来たと思う。

息子に先週末入試の結果が来て、近くの良い大学にあと3点で不合格だった。
思い当る箇所があるらしい。そこをちゃんと計算してたら合格だった。
それで私は「もう一回受けてみる?」と聞いたけど彼は「ええわ。」と言う。
悔しいだろうからどうしてかと思っていると
「実力があってもこうやって行けへん事になるってのは、行かないであの(受かってる)大学に行った方が良いって事やと思うねん。そやからあっちに行くことにするわ。」と言う。
入試は実力だけと違って運や縁もあるなあと彼が言っていたのも思い出す。

そうかー、思い切りがいいなあ。感心する。まあめんどくさいだけかもしれないけど。

だからこれからもあんまり心配しないで生きて行こうと思う。
なんとかなるし なるようにしかならない。
そしてそれはそんなに悪くない。

そんなこんな思いながらぬくぬくと暮らす。
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