季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

Magnoliaスカーフ

2013-10-23 17:25:55 | ウールクラフト WoolCraft
雨が降りだした。今日はやるぞ!

昨日やっとアイデアがまとまった、頼まれてたスカーフ。
薄いグレーとショッキングピンクで作ってくれと言われた。
艶やか、エレガントなのを作りたいなあとずっとずっと頭の片隅で考えてたんだけどなかなかこれって言うのが決まらなくて、それでも素材を探して取り寄せて、染めて…ってしてるうちに。これって言うアイデアが突然、来た!
そして満を持して今日、制作に取り掛かる。

朝から気持ちを落ち着けて身支度も整えて、道具も揃えて始める。
気楽にでも集中しながら作って行く。
いつも流れを考えながら。
休憩も挟む。
作るときはしっかり食べる。休む。無理すると良いのが出来ない。

今回のコンセプトはMagnolia;モクレン。その中でも紫木蓮。
木蓮は子どもの頃に住んでいた家にあった。それも印象的だけど何よりオーストリアでの出会いが印象的。春に一回行ったことがあって、大きな木蓮の木に花がたくさん咲いていたのがとても優美で美しく感動した。
友達が「これはここでは春が来た事を告げる花なの、一番好き!」と言っていた。

このショールを頼まれたのがこの前スリランカに行った時に会ったエナの娘さん。私と彼女はこのオーストリアの友達で繋がっている。
そんな事もあって、このテーマがふさわしいと思って。
それに美しい優雅な彼女には木蓮の花の雰囲気はぴったり。

シルクシフォンも羊毛も自分で染めた。それを使って置いて行く。
枝振りを作って花を乗せながらとても楽しくなる。どんどん花が咲いて行って心が膨らむ。
春が来たってこういう事か。
自分で染めた羊毛はやっぱり良い色が出た。良かった。
この石鹸水をかける前も好き。ほんとに綺麗。

       

それをフェルトにして行く。これは力仕事。頑張った。
山まさよしのFlowerと言う新しいアルバムを聴きながら花のショールを作るのはいい気分。

どんどん縮絨して、出来た。

       

思った通りの出来、満足です。
乾いたら色はもうちょっと優しくなると思う。そして軽くなる。
柔らかく出来た。
彼女はカリフォルニアとインドのハイデラバードを行ったり来たりの暮らし。カリフォルニアもインドも寒くなさそうだけど、これなら使えるかも。飛行機の機内でも。
気に入って貰えると良いな。
生まれるまで結構かかったけど、ちゃんと産み月を待って生まれて良かった。
お誕生おめでとう!作品に言いたくなる。
自分の作品、これからもっと作って行こう。
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