“We’ve been expecting you.” 家に招待していた客人が到着したときは、よくこのように言って出迎える。日本語の 「お待ちしておりました」がこれに当たる。家に客人を迎えたときは、“waiting for you”ではなく、このように“We’ve been expecting you.”と言うのがよい。…waiting for…と言ってしまうと、「ずいぶん前からお待ちしておりましたよ」という感じになってしまう。
○Practical Example
“Hello, we’ve been expecting you. Please come in. Did you find the house easily?”
「今日は。お待ちしておりました。どうぞお入りください。すぐにわかりましたか?」
●Extra Point
動詞のexpectはなかなか面白い。expectは、元はラテン語のexとspectareの二つの語で成り立っている。exはout(外)、spectare はto look(見る)を意味する。(spectareは、spectacle[光景、見世物;美観、壮観、見もの]やspectacular[見世物的な;壮観の、めざましい、あっといわせる、はなばなしい、すばらしい、見事な]など、いろんな英語の語のなかに見ることができる。)よって、to expect someoneは、to look out for them(誰かに注意している、目を光らせている、見張っている)ということであり、「誰かを待っている」(to await them)という意味になる。
◎Extra Example
“I haven’t heard from Makiko, but I’m expecting her any day now.”
「真紀子からまだ連絡がないけど、すぐにもらえると思う」
any day nowは、ほんとうにすぐに(very soon)の意味で、明日とか明後日(あさって)とか、そのぐらいの近い将来を示す。