“Don’t go there.”はもちろん文字通りの意味は、「そこへ行かないで」である。しかし、最近はほかの意味でよく使われる。「そんなこと聞かないで、そんなことを言わないで」といった意味で用いられる。
○Practical Example
“Oh, Yuriko, did you hear about Miyuki dumping Hideo? Do you think I should ask Hideo about it?”
“Look, don’t go there. It’ll just destroy him even more.”
「ああ、有里子、美由紀が秀雄君と手を切ったって、聞いた? そのこと、秀夫君に聞いてもいいかしら?」
「あのね、そんなこと言っちゃだめ。彼をよけい傷つけちゃうよ」
●Extra Point
“Don’t go there.”は、“Better leave it.”と言い換えることもできる。これは、“You had better leave it alone.”を短くした言い方。
◎Extra Example
“Do you think I should bring it up with Hideo?”
“No. Better leave it. Don’t go there. It’ll just destroy him even more.”
「そのこと、秀雄君と話したほうがいいかしら?」
「だめよ。やめときなさいよ。そんなこと言わないほうがいいわ。彼をよけい傷付けるだけよ」
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4月25日の"What's up?"に質問してくれた櫻井淳子さま、
"What's up?"は、イギリスでも、アイルランドでも、オーストラリアでも、ニュージーランドでも、旧イギリス領の国々でも、もちろん使われます。櫻井さんの先生を批判するつもりはまったくありありませんが、イギリス英語では"What's up?"とは言わないということはないと思います。"What's up?"は、世界中で、ほぼ問題なく使えます。