“Wouldn’t it be nice?”は、「……がいい」といった「好み」や、「……したい」という「願望」を表現する。日本語の 「……がいいじゃないか」「いいでしょう?」とか、「……になるといいですね」に当たると思う。
○Practical Example
“I hope you can get the weekend off and we can go to Kamakura, Ricky. Wouldn’t it be nice?”
「リッキーさん、あなたが週末に休み取れれば、一緒に鎌倉に行けますわ。そうなったらいいですわね」
“Wouldn’t It Be Nice”は、ビーチ・ボーイズの代表曲だ。(伝説の名アルバムPet Soundsの1曲目である。邦題は、「素敵じゃないか」。)
●Extra Point
“Wouldn’t it be nice…”のあとに、よくifがつく。これも同じように、「……がいい」といった「好み」や、「……したい」という「願望」を示す。
◎Extra Example
“Wouldn’t it be nice if Alex could visit us next Christmas? I really like it when she’s here.”
“Yeah, it’d be really nice.”
「アレックスが今度のクリスマスに家に来てくれたらいいわね。彼女が来るとほんとうに楽しいわ」
「そうだね、そうなったらいいね」
アレックスは男性の名前だけに限らない。女性でもアレックスという名前の人はいる。「渚」や「増美」という名前の男性も女性もいるのと同じだ。
it’dはit wouldの短縮形。
Rickyさん、明日のGetUpEnglishでもビーチ・ボーイズのあの名曲のタイトルによく似た表現を取り上げます。週末鎌倉に行く前にぜひ見てね!
それから、lilyさん、コメントをありがとうございます。Just what the doctor ordered は、100年ぐらい前からあるキャッチフレーズです。それはこのような言い方から来ていると思われます。Something that a doctor would order is exactly right, just the thing.(医師が命じることは、確かに正しい。ちゃんと聞くべきだ。)
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