to be up to somethingで、「何かをする元気な欲望がある」ことを、すなわち「……に耐えられる、……をすることができる」ことを意味する。もちろん肯定的な意味でも使われるが、否定的な意味で用いられることが多いように思う。今日のGetUpEnglishは、否定的な意味で用いられるnot to be up to somethingについて説明する。これは日本語の「……する気がない」に近いかもしれない。
○Practical Example
"Masa wants me to go with him to the theater tonight, but I'm just not up to it. I've been out every night this week and I need a rest."
「マサは今晩わたしを芝居に誘いたいみたいだけど、どうもそんな気になれない。今週はずっと夜出歩いているから、休まないと」
●Extra Point
何かの任務や仕事に対してto be up toが使われるときは、その任務や仕事がしたいかどうかではなく、「それができるかどうか」(capable of doing)を問題にしている。
◎Extra Example
"Masa wants me to interpret for him when Jane comes to Japan, but I'm not up to it. I'd like to, but my English is rusty."
「マサは、ジェーンが日本に来たら、わたしに彼女の通訳をしてほしいと思っている。でも、わたしにはそんなことはとてもできない。できればしたいけど、わたしはすっかり英語が下手になっている」
rustyはrust(錆[さび])から来ている形容詞。文字通り、昔は英語ができたけれど、今は「さびついてしまっている」という感じ。
さて、昨日のGetUpEnglishで、"Come off it!"はどういう意味であるかとお尋ねしました。これは、何かを深く疑っているときに言います。「ばかを言うな、ばかなまねはやめろ、いい加減にしろ」という感じです。
例を挙げます。
"Come off it, Andy. You don't expect me to believe that my wife is having an affair with Hiroshi, do you? She's madly in love with me and knows that I'm the greatest guy in the world."
「アンディ、ばかなことを言うなよ。妻が宏と浮気をしているなんて、ぼくが信じるとでも思っているの? 妻はぼくにゾッコンだし、ぼくが世界でいちばんいい男だと思っているさ」
Rickyさん、
GetUpEnglishに書き込みをありがとうございます。そしてジョージ・ハリスンの"You Like Me Too Much"の歌詞を教えてくださって、どうもありがとうございます。Rickyさんはまったく正しいです。ジョージのこの歌の歌詞に出てくるwhich is all that I deserveは、it serves me right(無理はない、当然の報いだ)という意味です。ジョージは、自分を卑下するというか、自分はだめなやつで、まったく男らしくないと認める男性の気持ちを歌っています。この男性は、自分は彼女にやさしくできなかったし、もし彼女が自分から離れていってしまうのであれば、それは「当然の報いだ」と思っています。でも、GetUpEnglishを読んでくださっているみなさんは、どうかそんなことは言わないでくださいね!
Rickyさん、すばらしいコメントをほんとうにありがとうございます。
As ever(いつもお世話になります),
ロジャー