このイディオムを、ネイティヴスピーカーでない人たちはよく誤解してしまうようだ。to get on somethingで、「(馬・バスなどに)乗る;出発する」のほかに、「取りかかる」「(仕事などを)どんどん進める」という意味がある。
○Practical Example
"Hey, Michiko, haven't you started work on the essay yet?"
"No, but I'm going to get on it now. I've done all the research. I just need to write it all out."
「ねえ、道子、作文はまだ書き始めてないの?」
「そうだけど、これから手をつけるわ。リサーチは終わったんだけどね。あとは書くだけよ」
●Extra Point
"get on it"は、"get going on it"とも言える。意味は同じ。
◎Extra Example
"Hey, Michiko, when are you going to get going on the essay?"
"I'm getting going on it as soon as you leave me alone, Darryl!"
「ねえ、道子、結局いつ作文を書くつもり?」
「ダリル、あなたがわたしを一人にしてくれたら、すぐに書き始めるわよ」
Mostafaさん、
GetUpEnglishの BIG ON(2006/05/20)にコメントをありがとうございます。
big on somethingは、「何かを非常に好きである」(You like it a lot.)という意味です。「何かが得意である」(You are good at it.)の意味はありません。
例を挙げます。
"Helmut is really big on tennis. He plays every week, but he's absolutely hopeless."
「ヘルムートは、テニスが大好きだ。毎週やっているよ。でも、全然うまくない」
気の毒なヘルムート! やっぱり「好きこそ物の上手なれ」といきたいところですね。
Mostafaさん、ありがとうございます。
All the best to you,
ロジャー
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AZさん、
GetUpEnglishのGUY(2006/05/21)にコメントをありがとうございます。
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Boy, yesterday's football game was fantastic!
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AZさんが書いてくださったこの用例のboyには、「少年」という意味はありません。これはその意味では使われていません。このboyは、愉快・驚き・落胆などを表わす発声です。(“Oh, boy.”という表現もよく使われます。)
日本語の「よう、ほんとに、無論、やれやれ、あーあ、おっ、すごい、ワー、ワーイ、すてき、うまいぞ」といった意味を示します。
例を挙げます。
"Boy, it's hot in here. Will somebody please turn on the air conditioner?"
「ああ、暑いね。誰かエアコン入れてくれない?」
でも、もしある部屋にいる男の人たちに呼びかけたいときは、boysで呼びかけることができます。boyは普通は15歳以下ぐらいの男性を指しますが、大人の男性を指すときも使われます。
しかし、AZさんが用例に示してくれたboyは男性をさしているわけではありませんので、どうかご注意ください。
Warm wishes,
ロジャー
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AZさん、
またGetUpEnglish(GUY[2006/05/21])にコメントをありがとうございます。
AZさん、一人の大人の男性に呼びかけるときは、boyを使わないほうがいいです。boyを大人の人に対して使うときは、あくまでちょっとふざけた感じで、そして複数の人に呼びかけるときだけしか使えませんから、どうかご注意ください。昔は人種差別的な意識を持った人たちが、白人以外の人種・民族の男性をさして、boyと言ったりしました。
しかし、これは軽蔑的な言い方ですし、今では絶対に使われるべきではありません。でも、複数の、いろんな男性に対してであれば、boyと呼びかけてもOKですよ。
ああ、英語って、やっぱり複雑ですね。(Boy, that's complicated, no?)
Yours,
ロジャー