to go to…は「……に行く」ことであり、GetUpEnglishでこの意味の用法は紹介するまでもない。
しかし、to go to…は、口語表現で、「……するのに役立つ、資する」の意味でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この用法を紹介する。
○Practical Example
"On Sundays I go shopping and do the laundry for my wife. Such TLC for your family goes to make a happy home for you."
"Oh, you are great husband, Matsushita-san."
「日曜日には、妻のために買い物をして、掃除をします。そんなやさしい気配りによって、幸福な家庭ができます」
「ああ、松下さんはいいご亭主ね」
TLCはtender loving care(優しい世話)のこと。
●Extra Point
次のように否定的な意味でも使われる。
◎Extra Example
"Tanaka’s failure goes to show how little he knows."
"Exactly so. And we must get enough knowledge."
「田中の失敗は、その無知ぶりを証明するね」
「まさにそうだ。そしてぼくらは十分な知識を身に付けないといけない」
土屋政雄さんミニトーク
<イベント内容>
光文社古典新訳文庫に、いよいよバージニア・ウルフ登場!カズオ・イシグロ訳で名高い土屋政雄さんはこの作品にどう挑んだか。
ウルフの魅力、英国文学の魅力など、翻訳をめぐるさまざまを語っていただきます。
店内でのイベントです。ほとんどの方は40~50分のトークをお立ち見となります。ご了承ください。
参加は無料ですが、ご予約を承ります。
トーク終了後にサイン会がございます。下記参加方法をご覧ください。
<プロフィール>
バージニア・ウルフ (Virginia Woolf)[1882-1941]
イギリスの小説家、評論家。ロンドンに生まれ、文芸評論家の父や一家を訪れる著名な文化人の影響を受けて育つ。13歳のときに最愛の母を亡くしてから精神を患い、生涯苦しむことになる。20代初めに、兄が友人たちと開き、後年イギリス社会を各分野で牽引する人材を輩出した「ブルームズベリー・グループ」に参加、芸術や社会への鋭い視点を磨く。1925年に本書『ダロウェイ夫人』を発表。斬新な手法で人間の心理を深く追求し、高く評価される。その他の代表作に『灯台へ』、『波』など。文芸・社会評論でも活躍。1941年、自宅近くの川で入水。
土屋政雄 (Tsuchiya Masao)
翻訳家。訳書に『千の輝く太陽』(カーレド・ホッセイニ)、『コンゴ・ジャーニー』(レドモンド・オハンロン)、『エデンの東』(ジョン・スタインベック)、『日の名残り』『わたしを離さないで』『夜想曲集』(カズオ・イシグロ)、『日本文学の歴史 古代・中世篇』(ドナルド・キーン)、『イギリス人の患者』(マイケル・オンダーチェ)、『月と六ペンス』(サマセット・モーム)ほか多数。
■開催日時 2010年5月28日(金)19:00~
■会場:青山ブックセンター六本木店
■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター六本木店・03-3479-0479
■受付時間:月~土・祝10:00~翌朝5:00 日10:00~22:00 (※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意ください。)
■受付開始日: 2010年5月9日(日)10:00~
■参加方法 2010年5月9日(日)朝10時より、青山ブックセンターの店頭もしくはお電話にて、参加受付をいたします。トーク終了後にサイン会がございます。同じく2010年5月9日(日)朝10時より、『ダロウェイ夫人』(バージニア・ウルフ著、土屋政雄訳、760円・税込み)を御買い上げの方にレジにてサイン会整理券を差し上げます。
古書の持込みはご遠慮ください。また色紙など、本以外のものにはサインいたしません。以上ご了承の上、ご参加ください。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201005/post_548.html
<書籍紹介>
『ダロウェイ夫人』
20世紀文学の扉を開いた問題作、流麗にして明晰な新訳でついに登場!
6月のある朝、ダロウェイ夫人はその夜のパーティのために花を買いに出かける。陽光降り注ぐロンドンの町を歩くとき、そして突然訪ねてきた昔の恋人と話すとき、思いは現在と過去を行き来する。生の喜びとそれを見つめる主人公の意識が瑞々しい言葉となって流れる画期的新訳。本書は「私はいま、この瞬間を生きている」という生の昂揚感に満ちている。同時に、登場人物を通じて社会のさまざまな明暗を見つめる、著者独特の視点に貫かれている。美しいだけではない骨太な小説である。