welcome aboardは、直訳すれば、「ようこそ当船に」。本日のGetUpEnglishでは、このクリーシェ表現を紹介する。
信頼あつき『英語クリーシェ辞典 もんきりがた表現集』(柴田元幸監訳、研究社、2000年)には、このように定義されている。
http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-46145-4.html
「誰かが新しく会社、 クラブ、 地域などに加わった時に使う。クリーシェになったのは20世紀前半で、今日も使われるが、主に年輩の人間が、やや物々しく用いることが多い」
この定義が示すように、日常では次のような形で使われる。
○Practical Example
"Hello. My name is Madoka. I'm a new member of this club."
"Welcome aboard. My name is Oshima."
「こんにちは。わたしはまどかです。このクラブに新しく入会しました」
「歓迎するよ。ぼくは大島だ」
●Extra Point
『クリーシェ辞典』には、愚痴のようにも定義されている。「元はおそらく海軍で使われたが、一般に広まったのは、飛行機で搭乗客を歓迎する際の決まり文句として使われていることが大きいと思われる」
いかにも、次のような状況でよく使われる。
◎Extra Example
"The captain welcomed us aboard."
"Yeah, he said to us, 'Welcome aboard JAL Flight 989 bound for Cape Town.'"
「機長が歓迎の挨拶を述べたよ」
「ああ、彼は『ケープタウン行き日本航空989便にご搭乗ありがとうございます』と言った」
アメリカ文学の研究・翻訳をされ、エッセイや小説でも活躍されている、東京大学大学院教授・柴田元幸氏をお招きして、5月28日(金)に講演会を開催します。
村上春樹氏とも交流のある柴田氏の、翻訳と創作の関係などをお聞きする絶好の機会です。
文ジャプレゼンツvol.6
継続的講演会:日本をひらく翻訳のちから・3 講演会
「翻訳について語るときに翻訳者の語ること」
講師 柴田元幸氏(翻訳家・作家・東京大学大学院教授)
開催日 2010/05/28(金) 時間 18:15~
会場 戸山キャンパス34-453教室
対象者 学生・大学院生・教職員・一般
入場無料・直接会場へ
主催 早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系
http://d.hatena.ne.jp/bungeijournalism/20100516/p1