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【京都幕間旅情】伏見稲荷大社-節分,世界のお客様は宇迦之御魂大神に何を願うか-福は内願う準備を見上げ

2024-01-24 20:23:43 | 写真
■宇迦之御魂大神へ願う
 境内は節分準備となっていましたが私は先ず参拝として一歩進みそして改めてゆったりみることとしました。

 本殿は重要文化財となっていて、応仁の乱から17年を経た 室町時代の明応3年こと西暦1494年再建されました、五間社流造となっていて檜皮葺の屋根を冠しています。そしてここに祀られるのが宇迦之御魂神を筆頭に4柱からなる稲荷大神とされています。

 詣でるのは、なにか特別な時の神頼み、というわけではなくわたしの場合は、心機一転とか、気分を転換する際にひらめきを求めてとか、日常の一環として探訪しています。日常の中の神社という特別な空間で、考え方や纏め方と方向性、思考との出会いを培う。

 うかのみたまのかみ、と呼びます祭神とともに神体として稲荷山そのものが報じられていて、ここは東山三十六峰の最南端という位置づけで標高は233m、何度か上った事があるのですが3の峰がありまして、歩きますと二時間、一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、と続いてゆく。

 稲荷山に上ってみようか、ともおもったのですけれども、ちょっと人が多くなりすぎていまして、いやコロナ云々のCOVID-19とは無関係にコロナ前の時代と比較しても混雑しているのです、これでは心静かに上るのは難しいかなと思い、日を改めよう、としました。

 初午大祭、節分の準備とともに実のところ伏見稲荷大社では前後しまして初午大祭が執り行われまして祭事が続く。その中で、節分の福は内を願います柱を建てる様子を見る事が出来、そうかそういう日だったのか、調べてきたのではないのですが縁のようなものを。

 初午大祭といいますのは、稲荷大神が稲荷山に降臨した事を記念する伏見稲荷大社で最も重要な祭事となっています。稲荷大神、これは四柱の総称ということなのですが、その昔に稲荷山の三ヶ峰に鎮座した和銅4年2月の初午の日というものを偲んで行われる。

 稲荷大神の神威を仰ぐ祭礼といい、和銅4年というのは西暦711年となります。初午の日は今年は2月11日、節分からは少しあとになる。初詣の際と比べますと、情景が変っている様子を感じまして、伏見稲荷大社は稲荷祭と田植祭と、祭事は一年を通してかずおおい。

 京都新聞の記者さんが、良い場所でこの準備の様子を撮影していたのですが、なるほど祇園祭始め良い場所を知っているなあ、と感心します。他方で、リュックサック型の取材鞄をつかっていまして、肩掛け式のかばんはドラマだけなのかなあ、ともおもったりもする。

 記者さんとともに写真を撮る方は神職の方や、色々な方が居るのですけれども、世界のお客様も多いものでして、そう聞けば伏見稲荷大社の稲荷山は世界でも有名な、日本観光というカテゴリで、なのかもしれませんが、登山というかトレッキングコースなのだという。

 トリップアドバイザーの2014年調査では外国人に人気の日本の観光スポット第一位に選ばれたといい、しかし2010年代でも時機を外せばそれほど稲荷山は混雑しなかったように思えるのですが、なにかあったのでしょうかね、千本鳥居は確かに幻想的な情景ですけれど。

 家族連れでも気軽に昇れて、イノシシが出るという話ですし猫の喧嘩も多いのですが、鳥居をのぼって行けば基本的に遭難する事も無いので、外国の登山の割には家族でも安全だということで知られている。ただ、ここは山そのものご神体となっている山なのですよね。

 日本人観光客が、宗派や宗教関係なく世界の主要な神殿や教会などを観光地として散策していて物議となったのはバブル時代でしたが、まさか稲荷大神の信仰という訳でもないでしょう世界からのお客様を見ますと、結局みな同じなのだなあ、人類みな兄弟、と思った。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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