■近鉄伊勢中川駅
鉄道は移動手段なのだけれども津市に行った際に少し乗換駅でベンチに座らずホームを眺めてみた。
伊勢中川駅、文庫本も持たずスマートフォンのバッテリーも怪しい段かいで列車に乗るとロングシートの車両の場合は寝るにも寝られない訳で見るものと云えば車窓か車内広告か、それとも路線図しかない。するとこの伊勢中川という駅は近鉄の中でも不思議に思える。
近鉄は近畿日本鉄道、それでも三重県が近畿地方に入るかというと、津市や四日市市や桑名市は名古屋近郊という印象が強い、松阪市まで行くと別の都市圏を構成しているのだけれども、その近鉄にあって名古屋近郊路線から伊勢神宮へ向かう分岐点がこの駅なのだ。
路線図では名古屋と大阪を直線で結ぶ路線がデルタ形状を形成していて、名阪特急は伊勢中川駅の北側にある鉄橋をノンストップで渡って通過してゆく様子が、駅のホームから若干遠いのだけれども、それでも高速で通過する赤い白いの特急の姿が確かにみえるのだ。
伊勢神宮のさらに南には伊勢志摩の賢島、伊勢志摩ライナーも運行されているけれども名古屋いきの通勤列車が急行型車両というべきLCカーのロゴマークとともに入線して来まして、考えれば恐らくここから大阪方面へ通勤する人はいないのだろうなあと雰囲気が。
分岐点となる駅、駅前にはご当地スーパーのピアゴが広々と、そしてその沿線には焼肉屋さんと中華料理屋さんに焼き鳥屋さんが並び、焼肉屋さんは暖簾をいよいよ準備しているところ。それでも駅構内を見れば、立ち食い蕎麦屋も駅弁屋さんもなにもみあたらない。
京都と賢島を結ぶ特急はここ伊勢中川に停車するのだけれども、駅前の活気では津市とか松阪市のほうが賑やかで、なるほどここはほんとうの中間駅なのだなあ、という印象が面白い、広い駅がそれほど乗客がいない時間帯は実に静かで、乗換駅ならではの旅情を湛えています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
鉄道は移動手段なのだけれども津市に行った際に少し乗換駅でベンチに座らずホームを眺めてみた。
伊勢中川駅、文庫本も持たずスマートフォンのバッテリーも怪しい段かいで列車に乗るとロングシートの車両の場合は寝るにも寝られない訳で見るものと云えば車窓か車内広告か、それとも路線図しかない。するとこの伊勢中川という駅は近鉄の中でも不思議に思える。
近鉄は近畿日本鉄道、それでも三重県が近畿地方に入るかというと、津市や四日市市や桑名市は名古屋近郊という印象が強い、松阪市まで行くと別の都市圏を構成しているのだけれども、その近鉄にあって名古屋近郊路線から伊勢神宮へ向かう分岐点がこの駅なのだ。
路線図では名古屋と大阪を直線で結ぶ路線がデルタ形状を形成していて、名阪特急は伊勢中川駅の北側にある鉄橋をノンストップで渡って通過してゆく様子が、駅のホームから若干遠いのだけれども、それでも高速で通過する赤い白いの特急の姿が確かにみえるのだ。
伊勢神宮のさらに南には伊勢志摩の賢島、伊勢志摩ライナーも運行されているけれども名古屋いきの通勤列車が急行型車両というべきLCカーのロゴマークとともに入線して来まして、考えれば恐らくここから大阪方面へ通勤する人はいないのだろうなあと雰囲気が。
分岐点となる駅、駅前にはご当地スーパーのピアゴが広々と、そしてその沿線には焼肉屋さんと中華料理屋さんに焼き鳥屋さんが並び、焼肉屋さんは暖簾をいよいよ準備しているところ。それでも駅構内を見れば、立ち食い蕎麦屋も駅弁屋さんもなにもみあたらない。
京都と賢島を結ぶ特急はここ伊勢中川に停車するのだけれども、駅前の活気では津市とか松阪市のほうが賑やかで、なるほどここはほんとうの中間駅なのだなあ、という印象が面白い、広い駅がそれほど乗客がいない時間帯は実に静かで、乗換駅ならではの旅情を湛えています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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