■芸術並ぶ光明院
新作公開前という季節にはなんともいろいろ語りたくなるのはゴジラと007とインディージョーンズに京都殺人案内、か。
光明院、東福寺の塔頭なのですが東福寺駅よりは鳥羽街道駅のほうが近いという立地でして、しかし重森三玲作庭の波心の庭を、ゆったりと拝観できる、京都の庭園拝観の中でもぜひここは外せない、とお勧めできるところなのです。そして今ここはもうひとつ。
芸術の寺院というもの。光明院はさいわいというべきなのでしょうか、2020年のCOVID-19新型コロナウィルス感染症が最も状況の厳しい頃、いや緊急事態宣言下では拝観に探訪していないのですがその少し後にも山門をひらいて拝観者を向かい入れていました。
COVID-19新型コロナウィルス感染症の時代に、光明院が少しだけその様子を買えたのは芸術家たちの発表の場として様々な展示品を並べることを許していまして、定期的にその内容を変えている。そして今回拝観した際には、ゴジラの様な襖絵が迎えてくれたわけ。
ゴジラ、新作はゴジラマイナスワン、という作品になるそうですが、終戦直後の日本にゴジラが来るのだという。おそらく、マルハ食品が借りようとした戦艦長門、捕鯨戦艦長門が、映画のバトルシップのように出てくるのだろうなあ、とおもっている今日このごろ。
長門が出てくるのではないか、というのは全く想像なのですが、終戦直後、ゴジラが上陸した場合はGHQが対応することとなる、ただ、朝鮮戦争前夜にソ連の旭川-留萌線割譲要求など、史実に絡めてゴジラを倒さねばソ連軍が来る、という展開になるのかな、と。
映画に社会的な風刺を含めるならば、恐らく“ゴジラマイナスワン”については、終戦後はもっと大変だったが、日本人がかじ取りに真剣に臨んでいた、という政治的メッセージを含めたものになるのか、それとも娯楽映画に徹して長門もソ連軍も出さないのか、とも。
GHQ,しかし例えばカスリーン台風などでは利根川洪水に際して東京都の自治体防災能力では限界があり、内水氾濫による海抜ゼロメートル地帯全滅を避けるために東京都が要請してアメリカ軍工兵隊が出動、必要な堤防の爆破作業を実施した、という事例がある。
朝鮮戦争を事例に出すと、進駐軍はM-24戦車までしか駐留させていなかった、いや進駐直後のパレードではM-4戦車は出ているのですが、朝鮮戦争開戦直後に派遣された第24歩兵師団、いまの第3歩兵師団はM-4やM-26を保有せず、M-24軽戦車を派遣し苦戦に。
M-24軽戦車は警察予備隊創設後、保安隊に供与され、1954年の最初に公開されたゴジラ、では第一管区隊のM-24戦車が移動する様子が劇中に防衛隊出動として描かれている、もののT-34戦車にさえ対抗できないM-24はゴジラにも無力、という描写がありました。
戦艦長門、ブラボー作戦では原爆の標的艦となり、プリンツオイゲンやサラトガとともに破壊された、という話題は昨今、艦隊これくしょん、という文化紹介ゲームにより有名になっていますが、当時日本には引き渡し準備の戦艦などが残っていたわけでして。
戦艦が簡単に沈むか、という台詞で有名になりました映画、バトルシップ、あんな感じでゴジラと長門が戦うのではないか、と。いや、戦艦大和とゴジラに近い怪獣が戦う作品としては深海大怪獣レイゴー、という作品がありますので、二番煎じとなりかねないが。
深海大怪獣レイゴーの二番煎じにならないようにゴジラマイナスワンでは戦艦長門は出ないのかもしれませんが、いずれにせよ、そうかゴジラ新作が近いなあ、という事を思い出すような、そんな光明院の芸術的な展示が並んでいる、よく見れば狛犬なのですがね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
新作公開前という季節にはなんともいろいろ語りたくなるのはゴジラと007とインディージョーンズに京都殺人案内、か。
光明院、東福寺の塔頭なのですが東福寺駅よりは鳥羽街道駅のほうが近いという立地でして、しかし重森三玲作庭の波心の庭を、ゆったりと拝観できる、京都の庭園拝観の中でもぜひここは外せない、とお勧めできるところなのです。そして今ここはもうひとつ。
芸術の寺院というもの。光明院はさいわいというべきなのでしょうか、2020年のCOVID-19新型コロナウィルス感染症が最も状況の厳しい頃、いや緊急事態宣言下では拝観に探訪していないのですがその少し後にも山門をひらいて拝観者を向かい入れていました。
COVID-19新型コロナウィルス感染症の時代に、光明院が少しだけその様子を買えたのは芸術家たちの発表の場として様々な展示品を並べることを許していまして、定期的にその内容を変えている。そして今回拝観した際には、ゴジラの様な襖絵が迎えてくれたわけ。
ゴジラ、新作はゴジラマイナスワン、という作品になるそうですが、終戦直後の日本にゴジラが来るのだという。おそらく、マルハ食品が借りようとした戦艦長門、捕鯨戦艦長門が、映画のバトルシップのように出てくるのだろうなあ、とおもっている今日このごろ。
長門が出てくるのではないか、というのは全く想像なのですが、終戦直後、ゴジラが上陸した場合はGHQが対応することとなる、ただ、朝鮮戦争前夜にソ連の旭川-留萌線割譲要求など、史実に絡めてゴジラを倒さねばソ連軍が来る、という展開になるのかな、と。
映画に社会的な風刺を含めるならば、恐らく“ゴジラマイナスワン”については、終戦後はもっと大変だったが、日本人がかじ取りに真剣に臨んでいた、という政治的メッセージを含めたものになるのか、それとも娯楽映画に徹して長門もソ連軍も出さないのか、とも。
GHQ,しかし例えばカスリーン台風などでは利根川洪水に際して東京都の自治体防災能力では限界があり、内水氾濫による海抜ゼロメートル地帯全滅を避けるために東京都が要請してアメリカ軍工兵隊が出動、必要な堤防の爆破作業を実施した、という事例がある。
朝鮮戦争を事例に出すと、進駐軍はM-24戦車までしか駐留させていなかった、いや進駐直後のパレードではM-4戦車は出ているのですが、朝鮮戦争開戦直後に派遣された第24歩兵師団、いまの第3歩兵師団はM-4やM-26を保有せず、M-24軽戦車を派遣し苦戦に。
M-24軽戦車は警察予備隊創設後、保安隊に供与され、1954年の最初に公開されたゴジラ、では第一管区隊のM-24戦車が移動する様子が劇中に防衛隊出動として描かれている、もののT-34戦車にさえ対抗できないM-24はゴジラにも無力、という描写がありました。
戦艦長門、ブラボー作戦では原爆の標的艦となり、プリンツオイゲンやサラトガとともに破壊された、という話題は昨今、艦隊これくしょん、という文化紹介ゲームにより有名になっていますが、当時日本には引き渡し準備の戦艦などが残っていたわけでして。
戦艦が簡単に沈むか、という台詞で有名になりました映画、バトルシップ、あんな感じでゴジラと長門が戦うのではないか、と。いや、戦艦大和とゴジラに近い怪獣が戦う作品としては深海大怪獣レイゴー、という作品がありますので、二番煎じとなりかねないが。
深海大怪獣レイゴーの二番煎じにならないようにゴジラマイナスワンでは戦艦長門は出ないのかもしれませんが、いずれにせよ、そうかゴジラ新作が近いなあ、という事を思い出すような、そんな光明院の芸術的な展示が並んでいる、よく見れば狛犬なのですがね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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